氷点下の朝。夜明け前の空からしんしんと冬の声が聴こえる。
春は少し遠慮がちに近づいて来ているようだ。
踏み込めば争いになるかもしれないと危惧しているように。
今朝はめいちゃんに余計な事を言ってしまった。
昨日近所のお友達が遊びに来てくれていたのに
「今日は遊びたくない」と言って断ってしまったのだ。
その後まあちゃんが遊びに来てくれて外で遊んでいたので
近所のお友達がそれを見たらどんなに傷つくだろうかと思っていた。
お友達に「きのうはごめんね」ってちゃんと言おうね。
母親の娘が言わない事だからこそと思ったのだけれど
めいちゃんは私の顔を睨みつけて「ふん!」という顔をした。
そうして「そんなきぶんじゃなかったけん」と言い訳をする。
それ以上は何も言えなかったしなんだかとても悲しかった。
優しさとか思い遣りとかは押しつけてはいけないらしい。
そもそも母親が言わない事を祖母が言うべきではなかったのだろう。
子育てに口を出すな。それはじいちゃんの口癖でもあったけれど
一緒に暮らしているとどうしても老婆心のようなものが出て来る。
めいちゃんも自分が傷ついた時に初めて大切なことに気づくのだろう。
反抗期のあやちゃん。めいちゃんも後を追うように成長している。
抱っこして頬ずりをした日は昨日の事ように思うけれど
歳月は容赦ないほどに流れているのだなとつくづく思ったことだった。
今は娘と孫たちがお風呂に入っているのだけれど
お風呂上がりのすっぽんぽんの姿もしばらく見たことがない。
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