ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2022年01月29日(土) みか姉

晴れの予報だったけれど陽射しは届かず。

夕陽も見られないまま日が暮れていった。


桜草の花がぼつぼつと咲き始める。

我が家の右隣のお宅は「花屋敷」でそれは沢山の花を育てている。

奥さんは花の事なら何でも知っている「花博士」であった。


「ますみ」という名の奥さんで「ますみ姉さん」と呼んでいるのだけれど

ご近所の年上の奥さんはみな「姉さん」と呼ぶのが常であった。

私も年下の奥さんから「みか姉」と呼ばれている。

なんだかくすぐったいような嬉しさを感じることが多い。

田舎の風習と言うのだろうかとても親しみを感じるのだった。

もうかなりのご高齢の奥さんでも「姉さん」なのである。

「おばあちゃん」などと言ったら失礼に当たるだろう。


昔嫁いだばかりの頃従兄弟の奥さんを「すみ姉」と呼んで

姑さんに酷く叱られた事が忘れられない。

まだ新米なのだから「すみ姉さん」と呼ぶようにと言われた。

けれども皆がそう呼んでいるのに私だけどうしてと思った。

いきなり呼び方を変えろと言われても急には変えられないものだ。

その後も私はずっと「すみ姉」と呼び続けている。

すみ姉もそのほうが嬉しそうだった。姉さんよりもずっと親しみがある。


私も未だ一度たりとも「みか姉さん」と呼ばれたことはない。

「みか姉」と呼ばれたほうが心地よくてずっと嬉しいのだ。

今日も洗濯物を取り入れていたらお向かいの奥さんが

「みか姉、乾いちょる?」と声をかけてくれた。

「うん、ばっちし乾いちょるよ」と言ったら

「今朝みか姉が干しちょったけん私も急いで干したがよ」と笑った。


それからお向かいのご主人に久しぶりに会って

「みか姉元気やったか?」そんな気遣いも嬉しくてならなかった。


みか姉は70歳になっても80歳になってもみか姉でいられる。

それがなんだか励みのように思えて長生きをしようと思った。


みか姉の夜は短い。まだ8時前なのにもう眠くなった。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加