ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2021年12月02日(木) 落ち鮎

日中の気温は12℃程。風がなかったので随分と暖かく感じる。

陽射しはほんとうにありがたくほっこりと心が和む。



今朝はお向かいの奥さんが落ち鮎をたくさん届けてくれた。

一昨日解禁になったのだけれど娘むこはまだ行けておらず

我が家にとっては初物であり歓声をあげながらありがたく頂く。



私が嫁いだのは43年前の11月の事だったので

初めて落ち鮎漁を見に行ったことをよく憶えている。

お姑さんが櫓で川船を操りながらお舅さんが網を投げるのだ。

その頃は今と違って大漁で網にはたくさんの鮎が掛かっていた。

河原で火をおこし獲れたての鮎を焼いて食べたのだけれど

それは顎が落ちるほどに美味であった。


お舅さんが亡くなってからは夫が漁に出たけれど

川漁師の息子とは言え慣れるまでは大変だったようだ。

それに元々夫はあまり漁が好きではない性質のようで

母親に言われるままに仕方なく漁に出ていたふしもある。

それでも大漁の日があると自慢げに誇らしい顔をしていた。


10年位は続けていたように思う。

再就職をしてからは一気に漁から遠ざかって行った。

落ち鮎は他人様から頂いたりたまに魚屋で買うこともあった。



ずいぶんと歳月が流れ今は娘むこが投げ釣りをしている。

舅さんが健在ならどんなにか喜ぶことだろうと思うほど

漁が大好きで海へも行けば川へも行く。

婿養子ではないけれど川漁師の家系によほど縁があったのだろう。


今夜はあやちゃんもめいちゃんも鮎デビューした。

去年までは食べたがらなかった鮎を「おいしい」と言って食べる。

やっぱり娘の子だなと微笑ましく思った。

娘は鮎が大好物で今夜も5匹ほど平らげていた。


鮎の香に産卵という試練ありひとはこぞっていのちをいただく。


 < 過去  INDEX  未来 >


anzu10 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加