日毎に寒さの更新。昨日よりも今日と冷え込む。
とはいえ季節はまだ秋のこと
つい先日までの暑さがあったからこそだろう。
不安症なものだからなんとなく不調を感じるのだけれど
これは血圧に違いないと恐るおそる測ってみれば正常値。
なあんだ気のせいだったのかと思えば一気に気が楽になる。
病は気からとはよく言ったものである。
お舅さんの命日。もう39年の歳月が流れたようだ。
お墓参りにも行けず仕舞いで仏壇にお線香もあげずにいて
この上なく不義理で薄情なものだと心苦しく思っている。
本来なら長男で跡取りの我が家にあるべき仏壇は
義理の妹の家にあり今日は留守にする旨の連絡があった。
今年は仕方ないとじいちゃん(夫)が言うものだから
留守宅に押し掛ける訳にもいかず諦めてしまったのだった。
お舅さんは私が嫁いで3年目に57歳の若さで亡くなった。
体調不良を訴えた時にはもう肺がんの末期で手の施しようもなく
わずか2ヵ月ほどの療養でほんとうにあっけなくこの世を去る。
初孫の息子をとても可愛がってくれていて死の直前まで
孫の名を呼び一目見るまではと最後の気力で耐えていたのだった。
当時の中村市から高知市まで5時間ほどの長道中だったか
危篤と聞いてからすぐに駆けつけたかいがあって
最後に孫に会わせてあげることが出来て何よりだったと思う。
お舅さんは息子の頬に触れ「じいちゃんはもう最後だぞ」と呟いた。
そうして抱き寄せるように両手を差し伸べながら死んでいった。
まだ3歳だった息子はその時の事を薄っすらと憶えているらしい。
秋が来るたびに思い出す。それが何よりの供養になる気がする。
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