雨あがりの朝。雲間から少しだけ青空が見えていたけれど
大気がよほど不安定だったらしく日中は通り雨が降る。
にわか雨と同じなのかもしれないけれど
雨がざあっと駆け抜けるように通り過ぎたのだった。
女心と秋の空とはよく言ったものである。
ころころと気が変わることを言うのだろうか。
昨夜の日記を少し手直しして高知新聞の文芸部に送った。
「心を鬼にする」と題して原稿用紙一枚半ほどに収める。
採用されるか分からないけれどいちかばちかの気持ち。
活字になればきっと佳き思い出になることだろう。
私は決して意欲的ではなくどちらかと言えば無気力。
ただ書くことに関してはちっぽけなプライドを持っている。
それを生かすか殺すかは自分次第なのだろう。
所詮、文学少女の成りの果てなのだ。そう自覚もしている。
だから大きく羽ばたくことはない。まるで飛べない鶏のように
こつこつと地面を叩きながら餌を啄んでいる日々である。
そんな姿を誰が見たいだろうと自虐的になる時もある。
少なからず自尊心はあるけれど劣等感のほうが大きいのだ。
ある意味自慢すればそこでお終いだとも思う。
いったい何様のつもりなのだと喝を入れたくもなる。
詩や短歌を書き始めてかれこれ50年になろうとしている。
それがいったい何だと言うのだろう。
鶏には確かに羽根があるけれど空を飛べるはずはない。
こつこつと地面を叩き続けるそれが私の生き方なのだ。
|