ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2021年09月23日(木) 高野豆腐は母の味

秋分の日。彼岸の中日でもある。

すっかり秋めいてくるだろうと思っていたけれど

真夏日となり思いがけない残暑となった。



早めに昼食を終え川仕事へ。

なんとか後一日あれば漁場の準備が整うだけれど

干潮の時間が日に日に遅くなっており

どうやら今日が限界だったようだ。

残りは次の大潮まで残すことにして帰って来た。

程よい疲れ。肉体労働は決して辛くはなかった。



午後は読書。夕方5時前に読了する。

今月に入って8冊目。まだ後2冊は読めそうだ。

何かにとり憑かれたように読んでいる。

確かに夢中になっているけれど少し異常ではないかとも思う。

やはり活字中毒になっているのだろうか。



夕飯に高野豆腐を煮た。人参と椎茸も一緒に。

家族には不評だけれど私はとても好きなのだった。

けれども高野豆腐には苦い思い出もある。

新婚時代、まだ姑たちと同居していた頃のこと

夕飯の支度を任せれていて高野豆腐を煮たことがあった。

そうしたら姑にすごい剣幕で叱られたのだった。

「これは死んだ人にお供えするものだ」と言うのだ。

確かに法事の時などには仏前に供えていたけれど

そうでなくても普通に「おかず」なのだと私は思っていた。

子供の頃から好きで母もよく作ってくれていたから。


さすがに縁起が悪いと捨てられはしなかったけれど

私は一人で泣きながら食べた。やはり懐かしい母の味だったのだ。


今夜はじいちゃんと娘が少しだけ食べてくれて嬉しかった。

知らず知らずのうちに我が家の母の味になっていたのだと思う。


昔の辛かった出来事をふっと思い出しながらも

今はこうして救われているのだった。





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