曇り日。夕方からぽつぽつと雨が降り始めた。
梅雨ならではの蒸し暑さがなくずいぶんと過ごしやすい。
台風が太平洋を北上しており海が荒れているかなと思っていたけれど
素潜り漁に行っていた娘婿がナガレコとアワビを獲って来てくれる。
ナガレコはトコブシとも言いアワビよりも小さいけれど
砂糖醤油で薄甘く煮るととても美味しい貝だった。
アワビも一緒に煮て薄くスライスして食べる。
義弟も磯に行っていたそうでシイとニナをたくさん届けてくれた。
シイは全国どこの海にもある貝のようだけれど
高知市や県東部ではあまり食べないようだ。
ムール貝に似ていて身がふっくらとしていてとても美味しい。
そんな海の幸に囲まれての夕食。なんとありがたいことである。
孫たちはお友達のご両親に市営プールに連れて行ってもらっていた。
仕事で遅くなり帰宅した娘が「今日の話を聞かせて」と。
そうしたらあやちゃんがおばあちゃんがご飯を食べてからと言う。
どうしてなのかな。おばあちゃんだって楽しかった話を聞きたい。
また気分が塞ぎ少し落ち込んでしまった。
じいちゃんはしつこく食卓にしがみついていたけれど
私はさっさと「ごちそうさま」を言って二階にあがったことだった。
気まぐれな子供の言動にいちいち反応していたら身が持たない。
いや身と言うより心が持たないなとつくづくと思う。
傷つきやすい少女でもあるまいしいい年をした高齢者なのだ。
けれどもあやちゃんが友達を仲間外れにしたり
言葉の暴力で傷つけたりすることは決してあってはいけないと思う。
私は悲しい顔をする。そうしながらあやちゃんにそれを教えている。
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