曇り日。時おり霧のような雨が降る。
無風状態で少し蒸し暑さを感じた。
職場のやまももの木が今年もたくさん実をつけ
熟れた順からぽとんぽとんと地面に落ちる。
ひとつ手に取り食べてみたら甘酸っぱくて美味しかった。
子供の頃には木にも登ったものだった。とても懐かしい味がする。
つい先日まで「やまもも」を食べるのは高知県人だけだと思っていた。
無学というか世間知らずというか恥ずかしい話である。
ある方のブログに「やまもも」の事を書いてあるのを読み
その方が何処にお住まいなのか知らないのだけれど
高知ではなさそう。関西だろうか関東だろうかと思いを巡らす。
「甘酸っぱくて美味しい」と書いてありはっとしたことだった。
話は変わるけれど某SNSに「やまもも」さんという方がいて
高知出身で今は関東に住んでいるらしかった。
SNSらしく年齢は不詳。ただ私よりも少しだけ若いようだった。
もうずいぶんと長いおつき合いとなり私のことを「おねさん」と呼ぶ。
「おねえさん」ではなく「おねさん」と呼ばれるのが嬉しかった。
そのやまももさんが一昨日だったか急に休止宣言をしたのだった。
日頃から体調の悪さを訴えていたのでなんとも気がかりでならない。
時々メールのやりとりもしていたけれど今回は躊躇する。
もしかしたらそっとして欲しいのかもしれないと思ったのだった。
ネットの世界では深入りをしてはいけない時がままある。
どんなに気になっても立ち入ってはいけないのだ。
いくら「おねさん」でも本当の姉妹であるわけもなかった。
まして顔も知らない。本名も知らない。それが「距離」である。
私自身もその「距離」を願っている。ささやかな縁であって欲しい。
ここから先は駄目としっかりと線を引いていたいのだ。
「やまもも」と自分を名づけたのには故郷の想いがあってのことか。
今年もやまももの季節になった。どんなにか懐かしいことだろう。
きっと再会できるのだと信じておねさんはずっと待っています。
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