おおむね晴れ。風が殆ど吹かずかなりの蒸し暑さだった。
とうとう我慢できず職場のエアコンを稼働する。
事務所に一人で居ることが多くなんだか心苦しくもあった。
同僚の「暑い、暑い」の声が聴こえると罪悪感さえも感じる。
母と一緒に仕事をしていた頃には温度設定でよく口論をした。
高めの設定が気に入らない母は鳥肌が立つほど温度を下げる。
私が「寒い」と言ったら着込めばいいと怒鳴り散らす。
今となってはそれも懐かしい思い出なのかもしれないけれど
とても嫌だったことはそうそう思い出には変えられないものだ。
定時で仕事を終えることが出来たのでカーヴスに行くことにする。
とても土曜日まで待てず身体を動かしたくてたまらなかった。
買物を済ませ一度帰宅してから市街地へと車を走らす。
カーヴスの良いところは予約制ではないところ。
いつでも好きな時間に行けてもちろん毎日でもかまわないのだ。
今日は亡き親友のお姉ちゃんにばったり会って嬉しかった。
とても痩せているけれど筋力が落ちているので通っているのだそう。
以前に仕事が辛いと嘆いていたけれどやっと退職出来たらしい。
自由な時間がいっぱい増えてとても生き生きとした笑顔だった。
また会いたいなと思う。お姉ちゃんも「また会おうね」と言ってくれた。
30分の体操で私も元気溌剌となる。
肩の凝りも背中の痛みも嘘のように楽になっていた。
るんるん気分で家路につく。まるで身体に羽根が生えたよう。
じいちゃんが「やれるだけやってみろ」と応援してくれている。
これからも仕事と両立出来るように時間を作ってみようと思う。
娘と肩を並べて夕飯の支度。お刺身用の鯛を買って来ていたので
娘に「やってみい」とお刺身の練習をさせてみた。
包丁さばきがイマイチだったけれどお皿に並べたらけっこうきれい。
「やるじゃんか」と褒めちぎる。それが自信につながるだろう。
めいちゃんは玉子焼きを作るのにはまっていて今夜も作ると頑張る。
白だしを入れて味の素とお砂糖も入れて鼻歌をうたいながら。
少しぐちゃぐちゃになったのを娘がサランラップで整える。
「じぶんでつくるのおいしい」と嬉しそうに食べていた。
娘はもうすぐ40歳になるけれどまだまだ教え足らない気がする。
見よう見真似でも良いけれど母の味を受け継いで欲しいものだ。
孫たちにも「おばあちゃんといっしょ」って言ってもらえるように。
まだまだくたばるわけにはいかないけれど
ふっと死が頭をよぎる年頃になってしまった。
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