ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2021年06月03日(木) 私は晴れよう

午後から雨が本降りになる。これでこそ梅雨なのだろう。

災害に繋がらないよう程々の雨であってほしいものだ。


雨音と雨だれの音がしっくりとこころに馴染む。

ざあざあと押し寄せて来てからぽたんぽたんと落ちるのを

まるで道端の草のような気持ちになり受けとめるばかり。

もうすっかり濡れたようだ。私の滴が見えるだろうか。






あやちゃんなんとか学校へ行ったものの

また微熱が出てお昼に早退して帰って来たようだ。

ちょうど娘が休みで家に居たので良かった。

私が帰宅した時にはタブレット三昧をしていて

話しかけただけでむすっと怒ったような顔をする。

とにかく干渉してはいけないようでなんだか寂しい。

おばあちゃんなんか居ないほうが良いのかな。



お昼休みに少しずつ読んでいた本を読了。

今年に入ってから向田邦子にはまっていてもう四冊目だろうか。

「あ、うん」は急逝された年の初夏の作品で遺作らしかった。

その年の8月22日に亡くなっている。なんともあっけなく

飛行機の空中爆発とは惨すぎる最期であった。

おそらく即死だったことだろう。その一瞬何を思っていたのだろう。

もうペンを執ることも出来ない。どれほど悔しかったことか。


亡き父と同じ昭和4年生まれの向田さんに父を重ねる。

同じ時代を生きた人として尊敬せずにはいられなかった。

そしてとても残念でならない。もっともっと書いて欲しかった。



ふと私はどんな死に方をするのだろうと考える。

人は生き方を選ぶことは出来るけれど死に方だけは選べない。

自死を選ぶ人もいるけれど神にも仏にも背いた大きな罪だと思う。

そんな人は必ず地獄に行くのだそうだ。死んでも決して救われはしない。


私は出来ることならば惜しまれて死にたい。

残念でならないとたくさんの涙に埋もれたいと思う。


けれども今は生き方を選ぶことに必死だった。

とにかく明日も生きなければいけない。

いただいた命だもの日々をいただくことにしようではないか。


明日も雨なら私は晴れよう。




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