曇り日。雨こそ降らなかったけれどいかにも梅雨らしい空。
灰色の空を見あげているとなんだか雲の中に居るような気分になる。
ふわりふわり。好きなように漂い好きなように流れて行けばいい。
昨夜は寝入りばなに息子から電話があり
急きょけい君を預かることになった。
お嫁さんの体調がとても悪いとのこと
息子は夜勤で職場に向かわなければならず
けい君も不安がりとても心細い思いをしていたようだ。
久しぶりのお泊り。ほっとしたのかすぐにすやすやと眠る。
愛しさはもちろんのことだけれどなんとも不憫でならなかった。
だからと言って「変えられないこと」その重さをひしひしと感じる。
朝8時前には夜勤明けの息子が迎えに来てすぐに連れて帰る。
息子と話す時間もなかった。彼はいつも嵐のように去って行く。
どんなにか苦労をしていることだろうと気遣うばかりの母だった。
9時を少し過ぎてから今日も川仕事へ。
漁場の竹杭を抜く作業。川船を操りながら一本ずつ抜いて行く。
船に積み込む前に杭を綺麗に洗わなくてはいけなくて
まるで大きなゴボウの皮を剥いているような作業だった。
藤壺もたくさん付いているのを鉄のヘラでこそぎ落とす。
じいちゃんが引き抜き私が洗う二人だからこそ出来る作業でもあった。
それも潮が引き始めると限界となり2百本がやっとのこと。
残り4百本ほどだろうか。来週末にはなんとか終えられるかもしれない。
船着き場で洗った杭を軽トラックに積み込みながら
「ほんのこの前だったよね」と一年の早さにおどろいていた。
夏が終わればまた杭を打たなければいけない。
けれどもそれは決して苦ではないのだと思うのだった。
程よい疲れのまま夕方5時前まで爆睡。
乾燥機にそのままだった洗濯物を娘がたたんでくれていた。
夕飯はあやちゃんのリクエストでポテトサラダと麻婆豆腐。
娘むこが素潜り漁でナガレコ(貝)をたくさん獲って来てくれていた。
みんなでわいわいと楽しい夕食。いかにも日曜日らしい。
食後息子に電話するも呼び出し音がずっと鳴り続くばかり。
お嫁さんの体調はどうだろうか。夕飯はちゃんと食べただろうか。
けい君あしたは元気に学校へ行けますように。
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