とうとう4月も最後の月曜日。
急いでいるつもりなどないのになんと早いことだろう。
いったい何処に向かおうとしているのか
どうやら私にも未来というものがあるらしい。
ふと胸をよぎる不安を払いのけて前へ進まなければならない。
きっと辿り着く場所がある。そう信じていたいものだ。
仕事を始めて2時間ほど経っていただろうか。
同僚がまた体調不良を訴えとりあえず近くの診療所へ。
発作ではなさそうだったので血圧の異常ではないかと思ったのだ。
どうやら私の思い過ごしだったようで血圧は正常値。
念のためにと心電図も取ったけれどそれも異常なしだった。
「大丈夫ですよ」と医師からお墨付きを頂きほっと安堵する。
すっかり弱気になっていた同僚もキツネにつままれたような顔。
病は気からと言うけれど弱気になり過ぎてはいけないようだ。
だからと言って無理をし過ぎてもいけない。
強気になるとついつい無理をしてしまうものだった。
同僚のお昼休みを2時間にして午後は平常通りに仕事をする。
幸いと言ってよいのか来客もなくとても静かな午後だった。
母の病院から電話があり予定通り明後日の午前中に退院となる。
それが一気に施設へは戻れないらしくしばらくは入院になるらしい。
主治医のJ先生の計らいでそのほうが安心なのだそうだ。
母には詳しく話さない事にする。とにかく「帰ろうね」と。
J先生の顔を見ただけできっとほっとすることだろう。
月末の仕事もありなんだかいっぱいいっぱいの気持ちだった。
けれどもこれも試練だろうと受け止めている自分がいる。
急いでいなくても駆け抜けてしまうかもしれない。
とにかく私には未来があるのだから。
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