ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2021年04月18日(日) 般若心経

まるで冬の名残りのような西風が吹き荒れる。

土手にはあざみの花が咲き川辺には野ばらが咲き乱れ

こんなにも確かな春なのにと思わずにいられなかった。



朝のうちにあやちゃんと一緒にお大師堂へ。

まだ朝ご飯を食べていたのに「待って」と言ってくれる。

二人きりでお参りに行くなんて何年ぶりだろうか。

幼い頃のことを話しながらまるでタイムスリップしたようだった。


二人して般若心経を唱える。あやちゃんは出鱈目ではなかった。

私の後を追うようにそれはたどたどしいけれど最後まで唱える。

信仰心などと大それたことではないのだけれど

子供の頃からお経に親しむのはとても良いことに思えたのだった。


お供えのおせんべいをふたつ頂く。ひとつはめいちゃんにと。

優しいお姉ちゃんに育ってくれたことが嬉しくてならない。




10時には川仕事へ。海苔の生育は最悪と言って良いほど芳しくなく

漁場に行ってみないと収穫できるかどうかわからなかった。

準備はして行ったものの海苔の様子を見るなり「これは駄目だ」と。

例年なら最後の追い込みに励んでいる頃で残念でならない。

けれども二人とも嘆くことはしなかった。あえて笑い合うほど。

無いものは仕方ない。どんなに嘆いても何も変わらないのだ。


今年の収穫量は昨年の3分の1にも満たない。

過去の最盛期に比べても10分の1程に落ち込んでいる。

これでは家計を支える収入も絶たれることになってしまう。

それでもなんとしても乗り越えて行かなければいけない。


きっと試されているのだろう。それならば試して頂こう。

そんな強気がまだ私に残されているのがまるで奇跡のようだった。







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