ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2021年04月17日(土) 運の良い日

西の空がほんのりと茜色。ずいぶんと日が長くなったこと。

朝からずっと雨だったのが午後4時頃やっと降りやむ。

明日は若葉が目に沁みることだろう。山もきっと笑うことだろう。

私も陽射しを浴びてすくっと前を向いていられるとおもう。



今週の仕事を順調に終えてやっと母の病院へ行くことが出来た。

母はおどけた顔をして「まあどちら様でしょう?」と言う。

忙しくて来られなかったことを詫びるとすぐに頷いてくれた。


面会時間が15分と限られているためゆっくりとはいかないところ

母がぷぷっとおならをして「うんこが出そう」と言い出す。

ベット脇のポータブルトイレに座らそうとしたけれど

随分と足腰が弱っており私の介助ではうまくいかない。

仕方なくナースコールをして看護師さんのお世話になった。

それが思うように出てくれなくてしばらく唸り続ける。

母の腰をさすりながら「もう少しよがんばれ」と声をかけていた。


良かった。やっと出た。よしよし運がついてきたねと笑い合う。

なんとか私の介助でベットに戻れたもののオムツが出来なくて

また看護師さんのお世話になった。忙しいのになんとも申し訳ない。

それから2分もしないうちに「また出そうになった」と言う。

これだけは止めるわけにもいかずまた同じことを繰り返すばかり。

2回目はどっさりと出る。「くさいくさい」と笑う母。

それから「そうれそれそれお祭りだ」と歌い始めたのだった。

それには看護師さんも笑い転げて私も思わず吹き出してしまう。


そんなこんなで制限時間はとっくに過ぎてしまっていた。

帰り際に退院が近いこと「迎えに来るね」「帰ろうね」と告げる。

何処に帰るのかと母は訊かなかった。それがとても救われたのだった。


今日はとても「運の良い日ね」そうそう「運がつきまくりよ」

母とのやりとりがとても楽しくてならなかったけれど

病室を出てエレベーターに乗ったらなんだか涙が出そうになった。


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