曇り日。陽射しを心待ちにしながらとうとう日が暮れる。
空の気分は如何なものか。きっと嘆いてなどいないのだろう。
毎朝楽しみにしていた国道沿いの白木蓮の花が散り始めた。
それは桜よりも儚い。道路に落ちた純白はすでに茶色くなって
なんともせつなく哀しい姿に見えるけれど目を背けてはならない。
花の季節が終わったのだ。また季節が巡って来ればきっと咲く。
先日私と一緒に寝たあやちゃんが「最後だから」と言ったけれど
一昨日の夜から寝起きを共にしたいと言い出したのだった。
6畳の部屋にお布団を三つ並べて早寝早起きを頑張っている。
それでもさすがに4時起きは無理なようで5時に目を覚ます。
5時半には朝食。早過ぎて給食が待ち遠しくてならないよう。
今朝は登校時間ぎりぎりまで炬燵でうたた寝をしていて
「もう無理なんじゃないの」と言ったら「だいじょうぶ」と。
意志は強く少々の事では諦める様子が見られないのだった。
子供部屋で独りで寝ていた頃もあったけれど
やはり寂しいのだろうと思う。まだまだ甘えたい年頃なのだろう。
今夜もお布団を三つ敷く。それがほのぼのと嬉しくてならない。
「もう最後だから」と近いうちにまた言われるかもしれないけれど
あやちゃんが大きくなってからそれもよき思い出話になることだろう。
「おじいちゃん、おばあちゃんおやすみなさい」
今夜もその声を楽しみにしています。
|