朝の寒さもつかの間。日中は陽射しに恵まれとても暖かくなる。
人間の身体とは不思議なもので陽射しを浴びると気の流れが良くなり
溌剌とはいかないまでもなんとなく元気が出て来るものだった。
うんいい感じ。勢いはないけれどすくっと歩み出せるような
何処に向かうのかわからなくてもそんな一歩が心強いものなのだ。
職場の年賀状をすべて書き終え投函しほっと肩の荷を下ろす。
来週の車検予約はもう入っておらず年内の仕事を終えられそう。
勝手にそう思い込んでいたけれど義父が「30日までやるぞ」と。
社長がそう言うなら従うしかない。同僚と顔を見合わせ苦笑い。
大掃除もして気持ちよく新年を迎えようと思ったことだった。
資金繰りは今のところ順調で頭を悩ますこともない。
母が聞いたら目を丸くしてきっと驚くことだろう。
そんな母との面会もやはり年内はもう無理だと思う。
とても薄情だけれど「会いたい」という気持ちもないのだった。
夕飯は牛丼とポテトサラダ。どちらもあやちゃんの好物。
決して機嫌を取っている訳ではないのだけれど
喜んで食べてくれるのがとても嬉しいのだった。
明日はもうクリスマスイブで「パーティーよ」と娘が言う。
そんなプレッシャーもまた「かかってこいや」と思う母であった。
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