雨のち曇り。立冬とは思えないほどの暖かさとなる。
優しい雨はぽとんぽとんと音を奏でまるで空の鼓動のようだった。
そうして冬がはじまる。やがて名ばかりの冬ではなくなることだろう。
娘夫婦が仕事だったので孫たちと過ごす。
ふたり「鬼滅の刃」の塗り絵に夢中で子供部屋から出ようともしない。
昼食も部屋へと運び「どうもおまたせしました」と言ってみたり
「おばあちゃんお茶、おばあちゃん牛乳」とけっこう忙しい。
午後。あやちゃんは近所のお友達の家に遊びに行き
めいちゃんはまあちゃんのお父さんに海へ連れて行ってもらう。
綺麗な貝殻をたくさん拾って来ていてとても楽しかったよう。
夕方まあちゃんの弟の赤ちゃんを抱っこさせてもらった。
ちいさな命のなんと可愛らしいこと。まあちゃんに
「赤ちゃんちょうだい」と言ったら「いや!」と怒られてしまった。
あやちゃんもめいちゃんも生まれたばかりの頃を懐かしく思い出す。
沐浴をさせたことミルクを飲ませたことオムツを替えたこと
つい昨日のように思うけれどいつも間にか歳月が流れてしまった。
ふたりとも大きくなった。随分と成長したことを感慨深くおもう。
まだまだこれからなのだろう。なんとしても見届けたいものだ。
今夜は四万十市でシークレット花火が上がった。
残念ながら我が家からは見えなかったけれど
音だけはしっかりと聴こえしんみりとこころに沁みたことだった。
立冬の夜に花火。それは冬の始まりを知らせる粋な計らいであった。
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