| 2020年10月22日(木) |
微笑んでも良いのだろうか |
朝から降り始めた雨が今もやまずにいる。
それはとてもリズミカルで陽気な雨に感じる。
歌っても良いのだろうか。微笑んでも良いのだろうか。
昼間のこと職場の柿の木にそぼ降る雨。
たわわに実った柿の実をまるで洗うかのように
しっとりと濡れて水滴ごと落ちてしまいそうだった。
柿が好きだと言うお客さんがちょうど来ていて
「晴れたらもらいにくるよ」と少し残念そうにして帰る。
雨にも関わらず来客の多い日だった。
初めてのお客さんに「奥さん」と呼ばれて嫌だった。
「いえ娘です」と言ったら少し不思議そうな顔をする。
義父とは13歳の歳の差なので娘には見えなかったのだろう。
それとも私がよほど老けて見えたのかしれないのだけれど。
不愉快よりも哀しいことが時にはそうして訪れるものだ。
それでも笑顔を保つ。そうでなければ商売が成り立たない。
仕事を終えて帰宅したらいつものようにじいちゃんが居てくれて
ほっと嬉しかった。「私はこの人の奥さん」ですと心で叫ぶ。
昨夜はさすがに眠れなかったとのことでお疲れ気味だったけれど
けい君のお迎えに行ってくれる。俺の役目だと言わんばかりに。
明日は私が迎えに行こう。けい君の笑顔に会えるのが楽しみだ。
予報通り雨脚が強くなってきた。風もあり横殴りの雨のよう。
降りたいだけ降らせてあげよう。空だって叫びたい日もある。
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