| 2020年10月21日(水) |
まるで生きているよう |
つかの間の青空。午後から時おり小粒の雨が舞い落ちる。
山道に枯れ葉が落ち始めているのを雀かと見間違う。
一瞬ブレーキを踏んだら枯れ葉だった。まるで生きているよう。
葉っぱが散るのは自分が滅びるためではなく
次の新しいいのちを育てるためなのだそうだ。
かず兄のお通夜が無事に終わり先ほど帰宅したところ。
コロナ禍のこと親族だけの寂しいお通夜であった。
お寺の住職さんも来ておらず読経もない。
お焼香のみと言うのもなんとも侘しいものである。
友人や親しい人達もいただろうにと思うと故人が憐れでもあった。
コロナさえなければと思う。それはどうしようもなく仕方ないこと。
残された家族はたった一人。あまりにも寂しいことと
今夜はじいちゃんが葬儀場に泊まることになった。
かず兄もきっと喜んでくれると思う。そばにいてあげなくては。
明日は友引のため明後日が告別式となる。
火葬場は人数制限があるとのこと。それも仕方ないことなのだろう。
右を向いても左を向いても今はコロナなのだ。
かず兄はとても安らかな顔をしていた。まるで眠っているよう。
薄っすらと赤みを帯びた顔は大好きなお酒のせいだろう。
ちょっと飲み過ぎてひと眠りしているだけだから心配するなよ。
そんな声が聴こえたような気がした。だから少しも悲しくはない。
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