雨のち晴れ。きっと晴れると信じて青空を待つ。
「不確かなこと」が嫌いではない。
それは不安で心細いことだけれど言い換えれば
手さぐりが私の身には合っているのではないだろうか。
それは行ってみないとわからない場所があるように。
だからおそるおそるでも踏み出して行こうとする。
雨があがり告別式が始まる頃には青空が見えていた。
デジタルパネルの遺影には秋桜の花が揺れている。
お通夜の時と同じく親族のみの寂しいお葬式ではあったが
皆の心がひとつとなり心を込めて見送ることが出来た。
やっとその死を受けとめればやはり涙が込み上げてくる。
とうとうお別れ。その時爽やかな風が吹き抜けていく。
みんなみんな明日のことがわからない。
眠ったまま朝が来ないことだってあり得る。
だからと言って生きることをあきらめてはいけないのだ。
あたらしい朝が来れば手を合わせて感謝する。
これからもそんな日々でありたいと心に誓うばかりだった。
残された人生をなんとしても全うしようと思った今日のこと。
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