| 2020年08月12日(水) |
明日はあしたの風が吹く |
最高気温が37℃近くなり厳しい残暑となる。
山里ではあちらこちらで稲刈りをしていた。
風がほんのりと藁の匂いを運んでくる。
猛暑の真っ只中にそれはちいさな秋に思える。
兼業農家の義父も今日から稲刈りを始めた。
米作りが大好きなだけあってなんとも勇ましい。
母は義父が農業をするのを嫌っていたけれど
活き活きとしている義父の姿を見せてあげたいとふと思う。
明後日からお盆休みになるので工場も忙しく
同僚は汗だくになりながら頑張ってくれていた。
空調設備などない工場のなんと暑いことだろう。
エアコンの効いた事務所に居るのも心苦しくてならない。
せめて労いの言葉をと声をかけに何度も外に出る。
不機嫌そうにしている同僚がふっと微笑んでくれるとほっとする。
明日は夏季手当を少しでもあげられたらと考えている。
私の一存で出来る事なのでなんとかやりくりしてみようと思う。
母が居たら「そんな必要はない」ときっと怒ることだろう。
悲しいけれど母はそんな人だった。悪口みたいでごめんね母さん。
私には私のやり方がある。思い遣る気持ちを決して忘れてはいけない。
帰宅して熱を帯びた洗濯物を取り入れただけで汗だくになる。
思わず「助けて〜」と大声をあげたらじいちゃんがすぐ来てくれた。
エアコンの効いた茶の間で洗濯物をたたみながら
あれこれ「今日の出来事」みたいなことをしゃべりまくる。
あやちゃんが二階の部屋に閉じこもって顔も見せなかったそう。
それを聞くと私も気になり「生きてる?」と覗きに行く。
「生きてるよ」とケラケラ笑いながら応えてくれたあやちゃんだった。
今日も平穏無事で何より。明日はあしたの風が吹くことでしょう。
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