| 2020年07月13日(月) |
読みかけの本をそっと閉じるように |
ずいぶんと涼しい曇り日。午後少しだけ小雨がぱらつく。
山里では稲の穂が出揃ったけれど日照不足なのだそう。
もう忘れるほど日光を浴びていない。なんとも憐れなこと。
豪雨の被災地では泥だらけになって復旧作業をする人々。
そんな人達にマイクを向ける報道陣に複雑な思いが込み上げる。
けれども報道が無かったら私達には何も伝わらないのだろう。
決して他人事であってはならない。せめて寄り添う心でありたい。
職場にハーレーに乗ったお客様。ヘルメットを外すと白髪の紳士。
それは私が二十歳の頃だったかとても憧れていた人だった。
もうときめくこともないけれどただただ懐かしくてならない。
思い出は思い出のまま胸にしまっておこうと思った。
もしもタイムマシーンがあっても私はきっと乗らないだろう。
我が家の軽トラックが車検受けのため午後にじいちゃんが来店。
私の帰宅時間に合わせて一緒に帰る。助手席に座るじいちゃん。
なんだかドキドキする。まるでじいちゃんが彼氏のようだった。
会話が途切れると途惑う。何か話さなくちゃとあたふたとして愉快。
わずか30分のドライブだったけれどなんだかとても新鮮だった。
この日記を書き始めた時間には夕散歩の孫たちの声が聴こえていたけれど
いつの間にかもう外はすっかり暗く夜になっている。
ゆっくりと時間をかけて一日を振り返っていたのだろう。
読みかけの本をそっと閉じるように一日が終わろうとしている。
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