2020年07月03日(金) |
目の前に山があれば登る |
梅雨前線が活発になり時おり激しい雨となる。
気温も下がり半袖では肌寒いほどだった。
雨に打たれる向日葵の花。負けはしないと精一杯に微笑んでいる。
「がんばれ」と声をかけながらもふと切なさが込み上げてきた。
午前中に女性のお客さんからヘルプ要請。
「大変なことになったすぐに来て」と泣きそうな声。
運転中によそ見をしていて歩道の縁石に乗り上げてしまったようだ。
同僚と一緒にすぐに現場に駆けつけたけれど生憎の大雨。
私は傘を差し掛ける事しか出来ず同僚はすぐにびしょ濡れになる。
ジャッキを使って車体を持ち上げやっとの思いで車を動かせた。
幸い車は走行可能でほっと安心。お客さんも大喜びだった。
それをサービス仕事にする。そうするのが我が社の方針でもあった。
常連のお客さんには特に。お客さんもそれが当然だと思っている。
決して恩を着せるわけではないけれど目先の事にこだわらない。
そんな商売もあるのだとあらためて肝に銘じた出来事だった。
悪天候でもあり思うように仕事がはかどらず明日も仕事になった。
それが嬉しい。家でごろごろするよりずっと良いと思う。
目の前に山があれば登るのと似ている。仕事が好きな証だった。
振り返れば今週は至って元気。疲れも感じずまだまだいける。
身体が弱ると心も弱ってしまうのでついつい弱音を吐くけれど
まだ弱音を吐いていませんよね?大丈夫ですよね?
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