2020年06月22日(月) |
ある日突然かもしれないこと |
朝から爽やかな青空が広がる。涼しくてなんとも心地よい。
日中は気温が高くなり真夏日となる。きらきらとまぶしいおひさま。
職場のやまももの実がすっかり紅くなったのでひとつ千切って食べてみた。
それは口が曲がるほど酸っぱくてとてもふたつは食べられない。
少し残念に思いながらもやはり懐かしい味だった。
おてんばだった子供の頃には木に登って口いっぱいに詰め込んだっけ。
それから種をぷぷっと飛ばして遊ぶのだ。それがとても楽しかった。
仕事で隣町のお得意様まで集金に。手土産に地鶏の卵と木耳を持って行く。
山里の「じまんや」と言うお店で買い求めたもの。
いつ行っても山里の特産品があって今日は何にしようかなと選ぶ楽しみ。
地鶏の卵でたまごかけご飯をしたら美味しいだろうなあとか
木耳はさっと湯がいてポン酢醤油で食べたら最高だなあとか。
そんなささやかな手土産を喜んでもらえてとても嬉しかった。
いま午後7時40分。外はまだ薄明るくて西の空が茜色に染まっている。
あやちゃんが私の部屋へ入って来て「何してるの?」と訊くので
「日記を書いているのよ」と応えるとふ〜んと不思議そうな顔。
おばあちゃんにも宿題があるのかときっと思ったのだろう。
もう長いこと書いているからあやちゃんが生まれた日もあるよ。
めいちゃんが生まれた日もあるよ。昨日の事も今日の事もね。
そう言ってからつい「おばあちゃんが死んだら読んでね」と。
「うん、わかった」とあやちゃんが言ってくれてほっとする。
いつかきっとそんな日が来るだろう。ある日突然かもしれないこと。
ただこの日記スペースがいつまでネット上に在り続けてくれるか。
それがいちばんの不安でもあり在り続けて欲しいと願うばかり。
消える事だけはしたくない。たとえ最後の日記だったとしても。
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