| 2020年05月30日(土) |
目をそらすな息を書け |
晴れのち曇り。夕方からぽつぽつと雨が降り始める。
九州南部が梅雨入りしたとのこと。四国もすぐに後を追うだろう。
落下する一歩手前で書いているおそるおそるの無名のわたし
夜明け前にそんな歌を詠む。
劣等感のかたまりのような歌だけれど続けた詩の最後に
「目をそらすな息を書け」と綴った。
どんなに落ちぶれても決して自分を見失いはしない。
きっと死んでも無名のままだろう。だからこそいのちを賭けている。
孫たちと過ごした一日も暮れ始めた頃
友が一冊の本を携えて訪ねて来てくれた。
今年の始めに会った時に自分の本を出版したいと言っていて
まだ決心がつかないと言っていたのを背中を押したのだった。
その本が昨日出来上がったと早速に届けてくれたのだ。
昨日は彼女の64歳の誕生日でその日が出版記念日となる。
手に取るとあたたかい。それだけで心のこもった本だとわかる。
まるで自分の事のように嬉しかった。胸にぎゅっと抱きしめたいほど。
そうして彼女はわたしを越えていく。どうして手を伸ばせようか。
わたしは儚いネットの世界でこれからも息をし続けるだろう。
たぶんそれがわたしの宿命のようなものだと思っている。
いつかきっと最期の日が来る。ある日突然かもしれない。
だからこそ生きた証を残したい。息をいのちをただただ書く。
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