2020年03月31日(火) |
やまない雨はないだろう |
朝から小雨がずっと降り続いている。
菜種梅雨。桜雨と言葉にすればこれも今の季節ならではのこと。
どんな空もありがたく受けとめてあげようとおもう。
月末の仕事をなんとか終えてほっと帰宅するなり
隣町の宿毛市からコロナの感染者が出たことを知る。
ついに来たかと思った。覚悟はしていたけれど
あまりにも身近なことで一気に恐怖心がつのる。
県の記者会見では感染経路は調査中とのこと。
一刻も早い公表を待ち望むばかりである。
決して軽はずみな行動はなかったと断言できるのだろうか。
感染者を責める気持ちはないけれど不信感がつのるばかり。
「みんなみんな前を向きましょう」と昨夜はそう思っていた。
そうして少しでも不安な気持ちを鎮めようとしていたのは確か。
けれども自分が前を向けない。情けないけれどそれが本当のこと。
どれほどの不安も受けとめられるほど強くなどないのだった。
いまはただ雨を受けとめている。やまない雨はないだろうと
ありのままの空に自分を重ねているとなんだか落ち着くのだ。
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