2020年03月16日(月) |
いつもと変わらない我が家 |
昨夜は家が揺らぐほど強い風が吹き荒れ時雨降る朝を迎える。
もう少し気温が低ければ雪になっていたことだろう。
日中も風がとても冷たかった。太陽が負けてしまったよう。
あやちゃんは学童へ。めいちゃんは「おばあちゃんといく」と
言ってくれて元気に保育園へ向かった朝。
保育園のそばに桜の花が咲いていた。まだ染井吉野ではなさそう。
桜の花にもいろんな種類があっていまだに覚えられずにいる。
冷たい風に揺れる桜に春の便りをもらったような朝のこと。
仕事をしながらやっと義父に母のことを詳しく話すことが出来た。
救急搬送された時に真っ先に駆けつけて来て欲しかったのだけれど
今更どうして責められようか。私に任せてくれたのだと思いたい。
急変すれば覚悟が必要。義父はどんな気持ちで聞いてくれたのか。
入院準備に足りないものがあり仕事を終えてから病院に届ける。
面会禁止だけれど病室に入らなければと許しをもらえて
ドアを少しだけ開けて寝ている母の顔を見ることが出来た。
目を開けて欲しかった。大丈夫よと笑って欲しかった。
病状は落ち着いていると言う看護師さんの言葉を信じるしかない。
複雑な気持ちを抱えながら帰宅するといつもと変わらない我が家。
大相撲を観ているじいちゃん。娘も帰宅したばかりだった。
やがて孫たちも帰って来ると一気に花が咲いたようになる。
今日も「いい日」なんだなあってつくづく思った。
夕食後、窓辺にいて沈む夕陽をしばし眺めながら
あしたのことをかんがえられるのも幸せなことなのだろう。
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