2019年11月05日(火) |
陽だまりの猫のように |
いちだんと冷え込んだ朝だったけれど
日中は雲ひとつない青空になる。
仕事の手を休めて空を仰いだ。
なんと優しいおひさまなのだろう。
陽だまりで猫のようにころがっていたいほど。
義父と週末の段取りをする。
荷物はけっこうあるけれど重いのは冷蔵庫だけなので
ふたりで頑張ればなんとかなるだろうと。
母が快適に暮らせるように準備してあげなくてはいけない。
仕事帰りにシーツと枕カバーとパジャマを買った。
スヌーピー柄のパジャマ。きっと似合うに違いない。
今度の施設では母がいちばん若いのだそうだ。
いや、施設と言う言葉を使ってはいけなかった。
高齢者住宅。母もそれならばと納得してくれたのだから。
仕事をしながら母の事ばかり考えていた一日だった。
母が新居に落ち着けば私もきっと落ち着くことが出来るだろう。
そうして母と笑顔でふれあえる日を私は待っている。
陽射しが降り注ぐ部屋で母を陽だまりの猫にしてあげたい。
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