2019年11月04日(月) |
なんとしてもやり遂げるから |
よく晴れて日中はとても暖かくなる。
北日本ではもう初氷だとか。厳しい冬がやって来る。
「ゆっくり休めや」とじいちゃんが言ってくれたけれど
じっとしていられなくて今日も母のアパートへ。
カレンダーとにらめっこしていたら
とても週末だけでは終わりそうになかった。
とにかく出来ることを少しずつ頑張ろうと思う。
クローゼットの中には母のよそ行きのスーツ類がいっぱい。
高価そうな物ばかりで処分するわけにはいかなかった。
もう着ることはないだろうと思いながら衣装ケースに納める。
居間の書籍類。読書好きの母らしくそれもたくさんあった。
栞を挟んである読みかけの本もあって捨てるわけにはいかない。
母と同郷の「やなせたかし」の本はとても興味深く感じる。
台所の食器類はすべて捨てることに。
ごみ袋の中で音を立ててお茶碗やお皿が泣いているようだった。
こころを鬼にして捨てる。もう使うことはないのだと。
お風呂場は悲惨だった。今日はもう無理とこころが折れる。
お風呂掃除をするだけで何時間もかかってしまいそう。
最後の最後まで残して置くのも大きな負担に思える。
やるっきゃないのか。なんだか大きな課題が出来たようだ。
午後2時まで頑張ったけれどギブアップ。
車の後部座席にごみ袋を押し込んでくたくたになって帰宅する。
もう母に会いに行く気力もなく電話で報告をしたけれど
母は自分の目で見て捨てるものを決めたかったのだそうだ。
その気持ちもよくわかる。でも捨てたものはもう返らない。
複雑な思いが込み上げて来たけれど私の苦労もわかってもらいたい。
私はなんとしてもやり遂げる。放棄するわけにはいかないのだ。
今日は娘婿の35歳のお誕生日だった。
夜は家族みんなでささやかにお祝いをする。
あやちゃんが手作りの「かんむり」を作ってなかなかの傑作。
それを嬉しそうに被ってワイン三昧の夜だった。
アキ君お誕生日おめでとう。みんなみんな笑顔。
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