ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2019年09月26日(木) 忘れられない母の味

晴れのち曇り。今夜遅くには雨になりそうだ。

南の海上に熱低があって台風になりそうとのこと。

まだ進路ははっきりしないけれどとても不安でならない。



山里では満開の彼岸花を追いかけるように秋桜が咲き始めた。

遅植えの稲も黄金色になってのどかな里の秋を感じる。

お遍路さんがひとりふたりと通り過ぎて行くのも絵のように映る。


そんな山里で仕事をしながら過ごすことをありがたくおもう。



帰宅すると今日も娘が居てくれてほっとする。

なんだか癖になりそう。毎日居てくれたらと欲なことを思う。

また娘の帰宅が遅い日もあるだろう。

そんな日には娘がほっと出来るようにしてあげたい。


ふたり肩をならべて夕食のしたく。

思い起こせば娘が中学生の頃からそうしていた。

部活で膝を痛めてしまってからずっと帰宅部だったから。

手伝ってと言わなくてもいつも一緒に料理をしていたっけ。


私も中学生の頃からだった。突然母が家出をしてしまって

弟と一緒に台所で奮闘していたことが今ではとても懐かしい。

料理上手だった母の味を思い出しては見よう見真似だったけれど

弟が「母さんの味や」と言ってくれたのがとても嬉しかった。


母はもう二度と帰っては来なかった。

もう50年も昔のことをいつまでたっても忘れられないでいる。











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