| 2018年03月10日(土) |
寒さなければ花は咲かず |
今朝は真冬並みの寒さ。ちゃんちゃんこを羽織る夜明け前のこと。
そんな寒さもつかの間で日中はすっかり春らしくなった。
どうしても外せない大事な仕事があり今日も山里の職場へ。
今朝も山道でお遍路さんに声をかけることが出来た。
金剛杖ではなく山登りに使う杖、あれは何て言うのだろう。
その杖を両手に持って元気よく颯爽と歩いていた。
私のささやかな一言に「ありがとうございます」と笑顔が。
ありがたいのは私のほうだった。とても元気をいただく。
仕事をしながら母の事ばかりが気にかかる。
月曜日の再入院はなんとか納得してくれたのだけれど
小さな会社とは言え今は私が経営をやり繰りしていて
自分なりに精一杯出来る事をやり遂げて来たつもりだった。
それが歯がゆくてたまらない母の気持ちもわかるけれど
矢を射るように荒い言葉が飛んでくるのが今日はとても辛かった。
いつものことだとさらりと水に流すことが出来ず
ひどく落ち込んでしまって涙が出そうになる。
母に声もかけられずに黙って職場を後にしていた。
帰り道のダム湖の公園まで行ってベンチに座りただただ青い空を仰ぐ。
ちっぽけだなって思った。この遣り切れない思いはいったい何なのか。
ふとまわりを見渡すと、桜の木がたくさん植えられてあって
はっと心が明るくなる。まだ蕾さえも見えないけれど
やがてたくさんの桜が咲いてこころを和ませてくれることだろう。
「寒さなければ花は咲かず」そんな言葉をふと思い出していた。
くよくよと思い悩むのはもうよそう。すくっと立ち上がり家路を急ぐ。
梅の花もそろそろ散り始める頃。それは決して嘆くことではない。
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