みみずのたはごと

2004年11月06日(土)  今いちばん知りたい事。

箱館の建物の窓@幕末。当時はまだ和風建築に硝子は入ってないでしょうから、障子なのはいいとして、障子のみだったら幾らなんでも寒かろうと。雨戸なんでしょうか、その外っ側ってのは。そんな些細なことが喉もとの小骨よろしく引っかかってまして嫌〜なかんじです。
そんななかで、歴史重視の看板を遂に下ろしました。といっても実質的な作業やら自分の姿勢やらが変わるわけではありませんけども。資料の谷間を漁ってほくそえむ幸せと苦悩は有難く噛み締めつづけさせていただきますけども。要は、結局やることが何ら変わらんのであれば、別に宣言しとくこともないだろうと思いまして。作品読めば判る人には判って貰えることですし?
ってなわけで、創作の嘘っぱち妄想度数がほんのり上昇するかもしれません。しないかもしれませんが。少なくとも、蝦夷の資料が読めてないから蝦夷が書けないというジレンマは解消されますな(問題はそこだったらしい)

●阿呆レポート
あんまり阿呆なので、見なくてもいいですが(むしろ見ないほうがいいと思われ)、先日仕事で行った東京モーターショーから、大鳥サン生息レポ。

●大河雑感
顔芸。この一言に尽きます。勘太郎もですが、谷原さんの表情だけで心情の変化をまるごと見せつけた演技が素晴らしかったなと。と、言ったら、友人曰く「策士があんなに丸出しでいいのかなーと思ったんだけど」(爆)
ストーリー展開は、私はかなり強引だなと感じました。近藤伊東間の蟠りが溶けてしまったのなら、せめて既に張った罠を撤回する余裕がなかった程度の展開が欲しかった。
箱館を、大河で見たいかというと、私は遠慮したいです。自身の思い入れの強さゆえに。つまり大鳥さんの描かれ方ですが。一方で、これまで今年の大河を見てきて、三谷さんという脚本家の登場人物に対する容赦なくかつ暖かい視線に信頼感をもっているので、このひとならばありきたりの大鳥像は描かないだろうなという予感もあり、見てみたい気持ちも捨てきれず、正直複雑なところです。
映像にしろ、文字にしろ、自分がこうと思ってしまった姿がすでに存在すると、噛み合わない条件を受け入れるのは難しいですね。今回の大河のように、いい刺激になることもあるわけですけれども。

●更新
>夜話:『史実と虚構の間』を削除。
 言いたかったことの一部はそのうち何らかの形でサルベージするかも。
>駄文: 恰好いい大鳥さんを狙ったなれの果て。
 土方さんに大鳥さんを見直させたかったんです…が……。前後編の予定。


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葛生冴 [MAIL] [HOMEPAGE]