眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・君だけが僕の奇跡:千地イチ

とある作品を読んでみたくてとあるDLサイトに登録したので、ついでにちょこちょこ気になった作品を購入している。こっちの感想もいつか書いてみるかも。
その中でスターツ出版のダバサという作家さんの描いた「部活男子2」が気になったので買ってみた。オムニバスの1本みたい。
物理部という設定に期待して買ったが、視点の男子高生は別に物理が好きなわけではなく、部活にちゃんと参加しているわけでもなく、相手役とおぼしき男子高生は女の子と付き合って、視点の男子高生も電車で見かける他校の女子高生に惹かれてくっつく予感? みたいな所で終わっていた。
別に必ず男同士でくっつけとかHしろとか言わないが、最後の方では相手役っぽい男子と仲がこじれているし、視点の男子高生はそもそも男に片思いもしてないし淡い思いも抱いていない。
どこが部活男子なのか。どこがBLなのかと言いたい。ノマフラグ立っている作品をBLカテで出すなんて詐欺としか思えない。
ケーキを買いに行ってせんべいを買わされた気分。久しぶりに金返せと思った。せんべいはせんべいが食べたい時に買うって。BLとして読まなければ話自体は無難だし絵柄は好みだったのに納得いかないわー。



ボーイズ小説・君だけが僕の奇跡(ラヴァーズ文庫)千地イチ

画家受は友人に頼まれ引き受けたポスターを描く。それを見た人気急上昇中のバンドでドラムと歌を担当している歌手攻が受の元へやってきて新しいアルバムのジャケットを描いて欲しいと頼んできたが…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は画家。絵画教室を開き生計を立てている。美大卒。父親は有名な建築家。母親は元劇団女優。弟は人気のある作曲家でラジオ番組も持っている。裕福な家庭。実家は大阪。優しく情が深い。とりたてて美形という訳ではないがすっきりと整った顔に細く長い睫毛。目尻に小じわ。癖のある猫っ毛。
攻は歌手。人気急上昇中のバンドのドラムとボーカル担当。目が悪く生まれつきモノトーンの視界。派手な金髪。美少年の名残。ツンとした鼻先や唇が生意気そう。切れ長の瞳。色素の薄い灰茶色。ぶっきらぼう。生意気。
生まれつきモノトーンにしか見えない目を持つ歌手攻は画家受の絵だけはカラーで見える。もっとカラフルな世界が見たくて受の所に入り浸るようになるが…。みたいな流れ。
攻が受を好きになる理由はタイトル通りだった。
近所の悪ガキみたいな攻と大らかな保母さん(女性的という意味でなく)みたいな受だった。
この作家さんは2冊目。前の作品ではたまたま好みにあっただけかも。と、危惧したが今回も面白かった。
この作家さんの文章を読んで作品の場面を頭の中で再現すると1、5割り増しぐらいでカラフルな映像で再現される。
4冊目でこれってえらくこなれて見えるんだけれど、別ジャンルの作家さんかBL作家さんの別PNなのかもしれない。若干の初々しさは感じるので、ずっとどこかで何かを書いていたけれど商業BLは初めてに1票。
他の作品も揃えてみる。
受の母親は元劇団女優だそうだが宝塚かしら。受は普段標準語だがてんぱると関西弁が出る。主に攻にちょっかいを出された時だけ関西弁になっていた。
受が外の仕事をしない理由は、(それが悪いわけではないが)とらえようによってはすごく不遜だよね。
攻はいつか医療が発達してもう一度見えるようになれば良いね。
Hは二度ほど。途中まで受攻は逆の可能性もあるかもと思いながら読んでいた。
次も楽しみにしている。
社会人物。歌手23歳×画家31歳。年下攻。シリアス。絵画。歌。


2013年07月30日(火)
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