眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・きみと暮らせたら:杉原理生

ボーイズ小説・きみと暮らせたら(キャラ文庫)杉原理生

大学生受は実家を出て新しい下宿先で美大生の幼馴染み攻と再会する。美少女のようだった攻は逞しく成長し…。
作家買い。可もなく不可もなくと悪くないの間。可もなく寄り。
受は大学2年生。三人兄弟の長男。女顔。合気道場に通ってた。真面目。細身。175センチ越え。少し癖のある茶髪。大きく色の薄い瞳と薄く引き結ばれた唇。
攻は美大生。将来有望。無駄に整った顔に無表情の仮面。目許は愁いを帯びて黒目がち。睫毛も長い。繊細に整った顔。長めの黒い髪。男らしい色気。180センチ越え。無口。自分の世界に閉じこもる。女にもてる。性格は昔から変わらない。
幼馴染みに再会し同じ下宿で生活する内、告白されてくっつく話。
下宿先には攻以外に攻従兄弟とその友達(この家族の持ち家)の二人が住んでいる。
この作家さんは、キラキラと飴細工みたいに甘く輝いて穏やかな作風として読んでいるんだけど、出てくるキャラがたまに微妙にえぐかった。例えば家主息子の腹違いの無邪気で可愛らしい小学生の妹が出てくるんだけれど、事情を知らない受にいきなりライバルキャラの陰口を言うとか。仲が良い所以だそうだが何かこう。入居したばかりの受の部屋に勝手に上がり込むとか。微妙だと感じる所が幾つか有り、もやもやしたまま読み進めた。
同居している攻従兄弟とその親友ともう一人が結構出てきたのは良いんだけれど、この三人の友情か恋愛かみたいな三角関係を匂わせる描写が多く、下手するとメインカプの恋愛描写と同じくらいあったんじゃないかな。
しかも2カプで話が進むならまだしも、結局恋愛じゃないよーと肩透かしなオチで、だからといってこの三人の言動に触発され、受が攻との恋愛感情を進ませるわけでもなく、友情か恋愛かの部分を攻や受の大学での具体的な様子とか、バイト先の会話とか二人で居る時のエピソードにページに割いて欲しかった。
後書きで、メインキャラが直ぐにくっつかない作風と作家さんが書かれていたが、その割に今回は攻受の心が近づく部分を抜き出したら、わりとあっさりくっついたことになるんじゃないかと思わないも無い。
メインキャラや雰囲気は良かったんだけれど、周囲や話の進み方にもやもやしたのでこの感想。
Hは最後に一度。抱擁までは何度かしていた。
次も地雷で無い限り買う予定。
再会物。幼馴染み物。8年ぶりの再会。美大生×大学生。同じ年の幼馴染みカプ。ほのぼの?


2012年09月30日(日)
最新 目次 MAIL HOME