眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・雨は悄然と降っている:さとむら緑

ボーイズ小説・雨は悄然と降っている(ローズキー文庫)さとむら緑

会社員受は同棲していた婚約者の女性から部屋を追い出され困っていたところ高校時代の同級生で友達だった攻と再会する。攻は作家として成功していて、その部屋に転がり込んだが…。
設定が気になったのでお試し買い。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は会社員。父親は失踪。長期入院していた2歳下の妹を溺愛していたが亡くなり母親との関係も気まずくなる。10年以上没交渉。他人に頼られると断れない。必要とされたいと強く思っている。婚約者がいるが追い出される。明るく人の和の中心にいる。面倒見が良い。猫っ毛で一重。小柄。
攻は作家。転勤族だった両親のおかげで転校を繰り返し親しい友達が居なかった。寡黙で警戒心が強く友達が極端に少ない。無表情で暗い目をしている。黒ずくめの格好。つり目がちな二重の黒い瞳。さらさらの黒髪。長身。大人びた表情。料理は得意。広いマンションに一人暮らし。
初めての文庫本らしい。
初読み作家さん。文章はこなれていて地味な雰囲気。引っかからずに読めた。同人をやっているみたいね。
高校時代に知り合い気になって受から近づき友達になった攻が大学進学と共に連絡を絶ったため疎遠になり十年後再会する話。
攻の家に転がり込んで家事を手伝う受は米を洗剤であらったり洗濯機に洗剤を入れすぎたりとベタな失敗をしている。ぐいぐい入り込む性格なんだろうけれど、転がり込んだ最初の方は結構うざいかもと思った。
攻の性格が極端に暗いが、過去のトラウマ度は受の方がよほど大変だったような気がする。攻の暗さは成長する内にそうなったのではなく生来の物みたい。
お互いに惹かれている理由は分かった。
受の愛想が良い分攻の方がヤキモキしそうだが出来上がれば波風のないカプになりそうだった。
Hは二回ほど。受は最初から割と喘いでいた。
さらっと読めて嫌な感じもなかったので次も設定が気になれば試してみる。
社会人物。再会物。同じ高校の同級生カプ。作家×会社員。28歳同士。執着攻。


2012年06月30日(土)
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