眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 ボーイズ漫画・スポットライト・ラヴァー:カキネ

ボーイズ漫画・スポットライト・ラヴァー(ディアプラスコミック)カキネ

短編集。3カプ入っている。雑誌掲載と番外編後書きで9Pほど。
気になる絵柄の作家さんだったので買ってみた。可もなく不可もなくプラス1。
1つ目表題。電波王子と呼ばれ謎の多いタレントとして通っている芸能人受は偶然新人ADと同じアパートの部屋の隣同士になり…。
新人AD22歳×芸歴10年の電波タレント22歳。同じ年カプ。
受は元引きこもりでさえない己に自覚があり電波王子を演じている。実際は古いアパートに住み本当の自分を知られたら誰からも相手にされないと思いこんでいる。そんな受の古いファンの攻に自分を分かってくれると惹かれていく話なんだけど、途中でよく分からないと思ったのは、古いアパートに住んでいるのをすっぱ抜かれもう終わりだと思いこむエピソード。
そんなに秘密にしたいのならもうちょっとマシな場所に住めばいいのにと不思議だった。そこそこ売れているタレントで芸歴十年ならそれなりの貯金もあるだろうに。もしかして母親が病気か借金でも残していてお金がないのかと思ったが、最後はさくっとグレードの高いマンションに引っ越していたのでそれも無さそう。
母子家庭で母親と住んでいた思い出のアパートなのかと思ったが、過去のエピソードで出てきた間取りと違うし。
いけてない自分に引け目を感じて隠したいのは分かるんだけど、金で解決出来るものはさっさと解決しておけばいいのにと思うと、受のコンプレックスと追い詰められ方と行動が一致していない気がして、受可哀想にと同情出来なかった。
2つ目。大学の先輩に告白され付き合うようになった後輩攻。なかなかラブラブな雰囲気になれず先輩受は家に遊びに来ても終電までに帰ってしまい…。
同じ大学の後輩×先輩。年下攻。ヘタレ大型犬攻と美人系ツンデレ受のカプ。攻はバイトでテレビ局でADの仕事をしている。
一見何を考えているか分かり難い先輩が密かに攻を応援していたのが可愛かった。
3つ目。亡くなった有名俳優を父親に持つ俳優攻は、周囲から父親の影と一緒に見られている事にいらついている。街で出会った似非占い師の受と行きずりでHして…。
俳優×体も売っている青年。攻は父親の存在を意識しすぎて空回っている感じで、受はろくな家庭で育ってこなくてすれた性格になりその日暮らしをしている。最初は適当に付き合っていたが次第に惹かれていき…みたいな流れ。
途中でよく分からなかったのは、受は攻に出ていけと言われたわけでも無いのに攻の元から去る理由はなんなのか。「父親を超えたい。自分も出来るかな」みたいな独り言を言っていたので、これから独り立ちするのかと思ったらやっていることは前と同じだし。
しかも攻のライバルで攻と敵対している役者に拾われて寝たあげく攻が気になるからと言ってライバルの付き人として攻の前にあらわれるってどうなのか。攻が受に恋愛感情を持っていなくてもいい気はしないだろうし、攻が好きなはずなのに何でそういう行動をするのか本当によく分からなかった。考えなしのお馬鹿キャラにも見えなかったのだが、何がしたかったんだろう。
前に何度か挿絵で見かけて興味があった作家さん。新刊が出たので試しに買ってみたのだけれど、絵柄は好みな方だったが、話の流れで首を何度か傾げたのでこの感想。プラス1は2つ目の話があったから。1つ目・3つ目の話だけなら感想は「微妙」だった。
描き下ろしは3作品のカプがみんな出てくるその後の話。一応どれも業界つながりだった。
Hは割とさらっと。はっきりくっきり描かれていない。
次はどうしようかな。
業界物。社会人物。テレビ。新人AD×タレント。同じ大学の後輩×先輩。年下攻。元ニート。俳優×青年。年上攻。

2011年11月25日(金)
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