眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・青い鳥になりたい:久我有加

ボーイズ小説・青い鳥になりたい(ディアプラス文庫)久我有加

山と鳥が好きな大学生の攻は従兄弟の経営する古い喫茶店で同じ大学の演劇をしている受と知り合う。受が男女問わず遊んでいると噂をきき…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。いつも買っている作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は大学生。文学部二年生。演劇をしている。涼しげな目許が印象的。長めに伸ばしたこげ茶色の髪。スラリと細身で端正な容貌。人目を惹く。172センチぐらい。小さいころから叔父に片思いしていた。
攻は大学生。経済学部二年生。ワンダーフォーゲル部。3歳下の弟。従兄弟の経営する喫茶店でナポリタンを食べるのが好き。177センチ。世俗離れした性格。素直。真面目。淡々としている。口数が少ない。彫りが深くも無く浅くもない。整っているわけではないが精悍な印象。意志の強そうな太めの眉。のちにスポーツメーカーに就職。
「不実な男」に収録されている「厄介な男」に出てくるキャラのスピンオフ。劇団主催の男の甥が受。叔父にずっと片思いしていて自棄になっている。
雑誌のテーマが「人でなしの恋」で悩んだ結果この受を出したと後書きにあり、受は複数と付き合って人でなしな設定だったが、実際にもてあそんでいるシーンが出てきていないし、作品の雰囲気がさっぱり爽やか系なので受が酷いという印象は受けなかった。
ちょっと我が儘な受がテンパってぐるぐるしているだけに見える。なので人でなしを期待して読むと肩すかしを食らうかも。
攻は旅好きで木訥な文句のない好青年。攻親もいつか放浪の旅に出るんじゃないかと諦めている。こういう浮世離れした攻は結構好き。
もうちょっと受の俳優としての実力が分かるようなエピソードが読みたかった。
書き下ろしは雑誌のすぐ後。受が攻を好きだと自覚するまでと、その数年後で攻弟視点。兄に恋人が居ると分かり受と対峙する話。
Hは少ない目。受が別の男に片思いしている状況から攻が好きだと気付くまで書かれているので、Hまでたどり着くのが遅かった。
次も地雷で無い限り買う予定。
学生物。スピンオフ。同じ大学の同級生カプ。ワンダーフォーゲル部×演劇。ひとでなし受。

2011年11月04日(金)
最新 目次 MAIL HOME