眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・魔術師の鎖:ミッシェル・ポラリス

ボーイズ小説・魔術師の鎖(プリズム文庫)ミッシェル・ポラリス

週末を利用してラスヴェガスに観光に来た受は、恋人に誘われSMマジックショーを見に行く。そこに出演していたマジシャンは高校時代の同級生攻だった。ショーの後受は攻と再会し週末だけという約束でSMという未知の世界へ誘われるが…。
設定が気になったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。萌えは無い。
受は小さな町で実家の店を切り盛りしている。世界中を旅するのが夢だった。兄と両親は亡くなった。女の恋人がいる。明るく思いやりがあり学校の人気者だったが、家族の事故で10年近く両親の世話していた。硬く引き締まった筋肉。チョコレート色の瞳。伸びかけたひげ。短く刈った黒い髪。
攻はマジシャン。母子家庭で母親は亡くなっている。SMの主人役。学生時代周囲から注目されていたが親しい相手を作らず謎めいていた。不思議な力を持っている。しなやかでひきしまった筋肉。美しく敏捷な猫科も獣。艶やかな金茶色の巻き毛が無造作に肩にたれている。灰色がかったブルーの目。
上記は文庫の表4に書かれていたあらすじのダイジェスト。それを見てアメリカ人のマジシャンとその親友のSM物かと思って読み始めたら、攻は妖精界王子で妖精の女王の孫で、Hすると魔力が注入されて、妖精界が滅びるのを阻止するため最後はセックスパワーで戦っていた。目が点になった。
ファンタジーだったのか。同時発売の翻訳物もそうだけどあらすじでわざと勘違いさせているとしか思えなかった。個人的には現代物SMよりはこっちの設定の方が面白かったのだけれど、色々強烈過ぎて萌えは一切無かった。
同時発売のSF物の時も書いたけれど、翻訳物のゲイカプがメインで出てくるファンタジーとして楽しんだ。
攻はSMマジシャンなので奴隷も沢山持っているしその手のシーンも多い。マジックショーで観客の前で奴隷同士(男女)が結合するフプレイを見せても良いのかと突っ込んでしまった。
エスエムプレイの前に攻がくどいほど無理強いしないと説明しているとか、SM秘密クラブの場面で自由意志の双方が理解した安全プレイをすると説明しているのはお国柄なのか。別に無理強いが嫌いな訳ではないけれど、最初に冷静に説明された後でノリノリのプレイを見せられるとそのギャップに何か笑ってしまう。
Hはえすえむなので多め。初めてのHから拘束Hなど多様。SMの過激なプレイを丁寧に書かれていると段々滑稽に思えてきて何度か笑ってしまった。お互いとHをすると攻のパワーが漲る設定なので受が攻に入れているリバシーンもばっちりある。
再会して3、4日しかなかったと思うのだけど、何度Hするんだとつっこみたくなるぐらい頑張っていた。
翻訳物。アメリカが舞台。再会物。ファンタジー。フェアリー。高校生時代の同級生カプ。20代後半。SM。リバ。秘密クラブ。


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2011年07月30日(土)
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