眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・兄弟は恋人の始まり:鳩村衣杏/理想の男の作り方:成宮ゆり

ここら辺でもようやく桜が咲き始めた。



ボーイズ小説・兄弟は恋人の始まり(ルナノベルズ)鳩村衣杏

編集者受は母親の再婚で、同じ出版社に勤めるやり手編集攻と義理の兄弟になる。両親がいない一ヶ月義父の家で同居する事になり…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は文芸部編集者。義兄。父親は亡くなり母親に育てられる。素直。前向き。社内屈指のイケメン。社内女性からは残念なイケメンと言われている。読書や映画鑑賞が好きなインドア派。
攻は文芸部編集者。義弟。受の同期。担当する作家の作品を次々ヒットさせる期待の星。両親は離婚し父親に育てられた。父親は大手生命保険会社の重役。精悍な美貌。何者にも動じない態度。一匹狼タイプ。理性的。クール。家事は一通り出来る。料理は得意。
義理の兄弟カプだが、成人してからの同居なので近○そー姦の背徳感はない。
受が攻の料理で籠絡されていくのに笑った。素直でいい人だ。料理描写も美味しそうで天ぷらが食べたくなった。
二人で映画を見るエピも好き。私だったら恐い映画に何を挙げるだろうと考えた。
仕事面でもならではなエピソードがあり納得できる。
攻の方が優れているが攻のトラウマも受がちゃんとフォローしていて対等な関係に見える。読んでいてほのぼのできる作品だった。
二人が働く出版社は「アダルト」「彼の背」にも出てくる。
Hはそれなり。受は背中に抱きつくのが好き。パンフェラ。
次も地雷で無い限り買う予定。
社会人物。義理の兄弟物。義弟×義兄。同じ会社の同期。編集。出版社。ほのぼの。

おまけでもらったSSは、受は攻の背中に抱きつくのが好きという話だった。



ボーイズ小説・理想の男の作り方(ルビー文庫)成宮ゆり

仕事先を首になり学生時代の後輩で弁護士攻のアパートに一ヶ月だけ居候することになった美容師受は攻に片思いしていたが、攻の元恋人だと名乗る男に会い動揺し…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は美容師。仕事先を辞めたばかり。腕が良く店長に嫉妬されていた。髪はヘーゼル系の色に染めている。男を切らさない母親で冷たくあたられていた。義父に暴力を受けていた。希望のない学生時代を過ごす。家事は一通り出来る。殴られている人を見るとつい助けてしまい喧嘩が絶えなかった。体に虐待のアザが残っている。頭の回転は速い。容姿は整っている。
攻は弁護士。父親も弁護士で厳しい家で育つ。優秀。高校時代はバンドをやっていた。両親にも敬語。親とは疎遠。大学費用も自分で捻出した。無感動でクール。感情が読めない。男前。
一見軽くて喧嘩っ早く見える受が実は優しく、無感動でクールに見えて受にずっと執着していた攻の話だった。
二人ともいい男で萌えた。少しだけ受のどうせ僕なんてが楽しめる。この後の二人の話ももう少し読んでみたいと思った。
前からエピソードが多い作家さんだと書いていたけれど、今回読んでいて思ったのは、例えるなら、他でよく見る作家さんは夏休みの宿題で出される日記を書く時1エピソードを18行1ページまるまる使って書いているとするなら、この作家さんは1エピソードを4・5行くらいで書いている感じ。
それを文庫1冊に収めようとすると、一夏分は入らないので抜粋になるけれど、この作家さんは一夏分収まるのでエピソードが多く見えるのかもしれないと思った。書いている意味は分かるかな。
なので作品は好きだしキャラも好感持てるんだけど、キャラに深く萌えるまではいかないのかもしれないと今回思った。
萌えた作品がいくつかあったとして、他の作家さんは萌えた中から特に好きなベスト3を選べるけど、この作家さんはデビュー作だけ初読みなので多少思い入れはあるけれど、いくつかある萌えた作品の順列は選べないというか、横並びの感想というか。ある意味とてもルビーっぽい。
だからといってそれが悪いとか、書き方を変えて欲しいと思っている訳ではないのだけれどね。
今度今は箱詰めされているデビュー作を読み返して、どう変化しているか確認しようと思った。
後書きで今回時系列がややこしくてと書かれていたけれど、確かに最初のライブのシーンが時系列的にどこに入るのかしばらく分からなかった。
Hはそれなり。
次も設定次第。
社会人物。学生時代の後輩×先輩。弁護士26歳×美容師27,28歳? 年下攻。敬語攻。


2011年04月14日(木)
最新 目次 MAIL HOME