眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 漫画・狼さん、そろそろ準備はいいですか?:山田二丁目/小説・傲慢な恋歌:大鳥香弥

ボーイズ漫画・狼さん、そろそろ準備はいいですか?(カンナコミック)山田二丁目

短編集。雑誌掲載4本と描き下ろしは番外23Pぐらい。気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。可もなく寄り。
作品は3本入っている。
1つ目。強面で不良っぽい高校生受は、顔に似合わず甘い物が好き。一年前たまたま絡まれているところを助けた後輩攻に懐かれ甘い物で懐柔されていくが…。高校生の後輩×先輩カプ。受の外見は攻っぽい。可愛かった後輩が一年でガタイの良い男に変化している。受は割と単純で攻のアプローチに順当に傾いていた。攻は実家がケーキ屋でお菓子も作れる。
これの描き下ろしは二人の初H偏。結構がっつり描かれていた。
2つ目。1つ目攻の実家の支店であるケーキ屋店長受と店長が通う整体の整体師攻の話。1つ目攻(甥)が男と付き合っているのを知り攻に相談するが、攻は自分を好きだと婉曲的に伝えているのだと誤解する。受は普段眼鏡。
描き下ろしは二人がいちゃいちゃするのを攻パパに気付かれそうになる話。
3つ目。学生時代家庭教師のバイトをしていた受は社会人になり大学生になった教え子攻と再会する。攻にエロいちょっかいを出した事を後ろめたく思っていて…。大学生×社会人。成長して大きくなった攻に押し倒される社会人受。一種の下克上か。
描き下ろしはその後の二人。
面白くないわけではないのだけど、前回より萌えなかったのでこの感想。読む時期が悪かったのかもしれないが。
Hはそれなり。思っていたよりは多かった。
次は設定次第。
短編集。学園物。高校二年×高校三年。整体師×パティシエ。年下攻。大学生×社会人。



ボーイズ小説・傲慢な恋歌(クロスノベル)大鳥香弥

施設で育ち大学進学の費用を貯めていた受は、学費を援助して貰う代わりに愛人契約を結ぶ。初めて出会ったパトロン攻は、小さい頃から憧れていた作曲家で…。
気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は大学生。小さい頃土砂崩れで両親を亡くし施設で育つ。大学の学費を出して貰う4年間攻の愛人になる。小さい頃から攻の作った歌を支えにしてきた。細身。整った顔立ち。綺麗な肌。真面目。優しい。一途。
攻は作曲家。父親は大手レコード会社社長。母親は服飾デザイナー。天才バイオリニストの弟がいる。芸大でバイオリンを習っていた。ヒットメーカー。4人の愛人を囲っている。彫りの深い精悍な美貌。強引傲慢。
強引傲慢攻が、健気受に次第にはまっていく話。愛人物でお金持ちの攻が受のために贅沢に金を使うエピも沢山。受のためにコンサートをひらくエピが良かった。
「罪人は愛を知る」のパターンに似た話。攻は最初ぶいぶい言わせていたのに、受に傾倒するにつれてだんだんへたれていく。
己の不始末で受が危ない目に遭った後、引きこもって作曲をしているエピに笑ったが、その曲を受に聴かせる下りの逆ギレぶりも笑った。「罪人」の時も思ったが小学生男子のようだった。
詫びる方向性が自分本位というか、自分が良いと思っているから良いはずみたいな絶対的な姿勢が、普通だったら眉をひそめるのだろうが、子供の言動のようであまり憎めない。思わぬ所で和んだ。
Hは最初冷たい愛人関係みたいなHだったが、だんだん受を好きになるにつれ丁寧になっていくというか。そこら辺のわかりやすさも小学生男子。もう一人の愛人とのHを受に見学させている。
次も設定次第。
愛人物。作曲家32歳×大学生19歳。ほのぼの。年上攻。音楽。バイオリン。健気受。


2011年04月02日(土)
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