眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・恋色アシメントリー:宇宮有芽

BLCD「言ノ葉ノ世界」を聴いた。
声のイメージは受が若干違ったけど他は範疇内。原作に沿った出来だった。
良い雰囲気の作品だった。買って満足。
トークはそれなり。攻声の人は普通に会話に参加していた。この声優さんがちゃんと喋っているのとだらけているのとの差は何なんだろうとたまに思う。トーク相手なのか、作品の出来なのか、個人のその日の体調なのか。



ボーイズ小説・恋色アシメントリー(リリ文庫)宇宮有芽

フィギアスケート選手だった受は、スケートを辞め会社員となっていたが、元恋人でオリンピック銀メダリスト攻と再会し…。
設定が気になったので買った。可もなく不可もなくと悪くないの間。ちょい可もなく寄り。
受はショップの販売員。6歳から21歳までフィギアスケートをしていた。怪我が原因で成績がふるわず引退。大学を出て就職する。平凡な家庭。すらりとした体躯。センスが良い。ゲイ。繊細。独特な雰囲気。奥手。綺麗な顔立ち。
攻はオリンピック銀メダリスト。元フィギアスケート選手。受の恋人。実家はスポーツ事務や会社を経営して裕福。三兄弟の末っ子。姿勢の良い長身。自信家。男らしく意志の強い目。半筋の通った凛々しい顔立ち。自信の窺える少し厚めの唇。存在感が強い。天才。男女にもてる。何様。
スケート選手同士のカプ。受もそこそこの選手だったが怪我などで攻と水をあけられ、失意のまま引退する。連絡をまったくしてくれなくなった攻の前から姿を消す。攻はオリンピックで銀メダルを取り引退。連絡の取れなくなった受を探して再会するが…みたいな流れ。
とても何様な攻だった。何様攻はどうせぼくなんてな展開に直結するので嫌いでは無いけれど、何様・酷い攻は受にしっぺ返しを受けて反省するエピソードとセットでないと萌えない。
この攻は一応反省はしているけれど、根本の性格は変わっていないし、読んでいて本当のところ受の気持ちを理解しているとは思えなかったし、条件が揃えば何度でも同じ事を繰り返すのではないかと思ってもやもやした。
攻は目標にしていたオリンピックが終わって引退してから、ほったらかしていた受の事が気になり会いに行くというのがまず酷い。もちろん最初は酷くても最終的に二人が幸せそうなら構わないのだけれど、ずっと受を便利扱いにしていて、最後の方でようやく、攻がほったらかしていた期間の受がぼろぼろだった時代を知り気の毒に思っていたけど、最終的に過去の事はどうしようも出来ないしで済ませていたので、思わず「おいっ」と突っ込んでしまった。
後書きを読むと、両方の片思いがテーマだったらしいので、攻が受を好きだと自覚するのが遅くても仕方がないのかもしれないが、すっかり下がった攻の好感度があまり上がらないままだったのでこの感想。
作家さんはニッチな萌えなのでと後書きに書かれていたけれど、ニッチ云々の前に後書き読むまでそれに気付かなかったわ。
このままくっついても攻に振り回される人生だと思うと、素直に受良かったねとは思えない。
スケートの部分や受の性格自体は良かった。攻の行動が不可解だった点以外は良かったけれど、攻の行動でずっともやもやが続いていた。
スポーツBLはもっと増えないかな。
Hはそれなり。受が別の男とHしてしまったと思いこむ下りは楽しかった。
次も設定次第。
社会人物。フィギアスケート。元スケート選手26歳×元スケート選手現会社員25歳。選手同士カプ。年上攻。1歳違い。再会元鞘。何様攻。酷い攻。スポーツBL。


2011年01月28日(金)
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