眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

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 小説・愛を乞う男:五条レナ

ボーイズ小説・愛を乞う男(ショコラノベル)五条レナ

イベント会社社員の受は、イベントの目玉として新進気鋭の芸術家攻の作品を展示して貰うため、攻の家を訪れる。仕事以外に攻の家を訪問する理由があり…。
設定が気になったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。ちょい可もなく寄り。
受はイベント会社の社員。庶子。母親は死亡。人を寄せ付けない雰囲気。切れ長の目。端整な顔立ち。冷たく鋭い印象。感情が表に出にくい。身体に火傷の跡。
攻は芸術家。代々貿易会社を営む裕福な家に生まれる。1983年生まれ。一人息子。高校在学中登竜門と言われる賞を受賞。熱狂的なファンを持つ作風。鑑賞に足るたくましい肉体の持ち主。ライオンのような風貌。圧倒的な力。狩りが得意な肉食の獣。緩いウエーブがかかった無造作に放たれた髪。微笑髭。我の強そうな顔。
記憶喪失物なので買った。会社の仕事で芸術家の攻の家に説得に行った受は、母子家庭育ちで父親候補の男(攻の亡くなった父親)の事が知りたくて、その事情は隠し攻の家に通う。お互い惹かれていくが攻が階段から落ちて記憶喪失になり…みたいな流れ。
ちなみに二人は血が繋がっていないので近○そー姦ではない。
前半は楽しんで読んでいたのだけど攻が記憶を失った辺りから、何というのか、落ち着く前に状況が変わって話が進むので受の行動が二転三転しているように見える。受は結局どうしたいのーと話を追ううちに萌えが薄れたというか。
前にも前半は楽しんで読んでいたのに、後半のたたみ方について行けなかったような記憶があったのだけれどこの作家さんの話だったか。もしそうなら作風が合わない部分があるという事なのかも。
前半だけなら可もなく不可も無くと悪くないの間。後半で萌えが薄まったので可もなく寄りがついた感じ。
記憶喪失物だけど、恋人が自分の事を忘れてつらいと言うパターンではなかった。
攻の芸術家としてのエピソードは面白かったけれど、居間に飾って落ち着いた気持ちになるような絵じゃないよね。
受の密かに激情家なところは母親似だと思う。二人の父親はろくでもなかった。
受の犠牲的精神はちょっとついていけない。
Hはそれなりに回数があるけれど、はっきり書かない匂わせる感じのHだった。攻にやられた時、まだ兄弟の可能性もあったのに受はそれを気にしていなかったのに驚いた。
次も設定次第。
社会人物。芸術家×イベント会社社員。シリアス。攻の記憶喪失。


2010年11月19日(金)
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