眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・地獄行きバス:明治カナ子/小説・言ノ葉ノ世界:砂原糖子

小説リンクスを買ってみた。買ってみた宣言のみ。
可南さんとかわいさん、羽緒さんが楽しみ。小冊子も申し込んでみる。


ボーイズ漫画・地獄行きバス(麗人コミック)明治カナ子

恋人攻が結婚するというので、攻に請われて最後の旅行に二人で出かけた受だが…。
雑誌掲載と描き下ろしはあとがきくらい。気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。ちょい可もなく寄り。
2作品入っている。
1つ目は表題。受は服命のバイヤー。おしゃれに気を遣う。ゲイ。黒髪。美意識が高い。物欲が強い。
攻は整体師。黒髪。物欲が薄い。大らか。父親が亡くなり母親が精神を病む。服装に頓着しない。料理が出来る。
4本の短編で成り立っている。1本目は別れる別れないのシリアスだったけれど、誤解が解けた後はそれぞれのキャラの過去を描きつつバカップル全開だった。
高い物を買った時の受の様子が可愛かった。
攻の小さい頃は母親があれで、どうやって生活費を稼いでいたのだろうとちと思った。
2つ目は、両親に捨てられ夜一人で眠れなくなった青年攻が、従兄弟を意識しながらデリヘルでやって来る高校生受と寝ているが…。みたいな流れ。短編3本で成り立っている。
最初青年と従兄弟がくっつくのかと思いながら読んでいた。
相変わらずキャラに容赦ないところがある。こういう突き放した描き方は好きなのだけど。受が別の男とがっつりSMしているのがちと微妙。いやデリヘルやっているぐらいなので体使って金を稼いでいるだけなんだけど。
カバーを捲ると描き下ろしの4コマ。
Hはそれなり。
次も設定次第。
社会人物。整体師×バイヤー。社会人×高校生。トラウマ。



ボーイズ小説・言ノ葉ノ世界(ディアプラス文庫)砂原糖子

生まれた時から人の心の声が聞こえる攻は、それを利用して生きてきた。ある日車の接触事故で足を怪我して車に乗っていた准教授である受と知り合うが…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。好きな作家三新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は大学の准教授。理学部生物学科。父親は教授で厳しい性格。受がカミングアウトして両親が離婚。妹が一人。ゆったりとした動き。ぼさりとしたさえない黒髪。真面目。裏表がない。ゲイ。たかられる。地味だが整った容姿。上品。
攻は雑貨店経営。心の声が聞こえる。老人に近づき親切にして遺産を貰う。父親は小さい頃に出て行き離婚。母親は再婚し疎遠になる。180センチ越え。男として見栄えがする。まなじりの切れ上がった眸。鼻筋のぴしりと通った高い鼻。硬派な男前。怠惰な生活。世を拗ねている。
「言ノ葉ノ花」のパラレル設定らしい。今回心の声を聞くのは攻。不思議能力のおかげで両親は離婚しすっかりひねくれた性格になっている。心の声を聞いて相手の欲しい言葉を話し金を貢がせている。そうやって赤の他人のお祖母ちゃんに取り入り遺産と雑貨店を引き継ぐ。そんな時に受と出会い最初は馬鹿にしていたけれど素直な言動に惹かれていき…みたいな流れ。
攻が受を好きになった理由が分かるような分からないような。攻が受を好きにならないと続かない展開だとは思った。
攻は人間の口に出す言葉と心情が真逆な事にうんざりしているのではなく、良いところも悪いところも混じり合い、でも結局は悪い部分が勝つ事が多いのに失望している所が良かった。
純然たる悪というものは案外少なく、善の部分を持っているのに相手を騙したり傷つけたりする事実の方が失望感があるよね。
花カプの受が相手を信じられず二人が別れた10年後のパラレル世界での話になっているが、名前を変えて時間を変えるなら占い師は心が読めていた赤の他人でも良かったのではないかと思うのだけど。
捨てる神あれば拾う神有りみたいなカプだった。
Hはそれなり。
次も地雷で無い限り買う予定。
社会人物。不思議系。雑貨店経営25歳×准教授31歳。シリアス。年下攻。


2010年07月15日(木)
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