眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・Home,sweet home.:吉田ナツ/燃ゆる恋:飛沢杏

J庭に行ってきた。今回はビッグサイトでの開催だった。
人出を若干少なく感じたのは、会場がいつもより広かったからなのか本当に少なかったのか。
つも通りにサークルの売り子を手伝いつつまったりと。流石に積極的に新規開拓するほど余力が無かったので初買いは2つぐらい。いつも買っている商業作家さんも新刊率は低かった。
でも下手すると10年ぶりぐらいに出会えた人もいたので行って良かった。次の庭も楽しみにしている。

ドラマCD「秘書育成中」を聴いた。
未開封の新品を貰い自分で金を払っていないので感想は書かないが、1年で聴いたCDのメモとしてここに書いておく。
iPodに入れて旅行に持っていったのだけど、次の目的地に行くのに、遠回りになる舗装された高速道路ではなく、地元の人間しか使わないけど100キロほど短縮できる山道をバスの運転手が選んで移動中、どうして車二台がやっとすれ違えるような場所で無理矢理外抜き(崖側)するの? そのほっそい道はこのバスで渡れるの? 今、石を轢いたけど変な音しなかった? みたいな運を天に任せた状況で聴いていたので、異様に印象に残っている。
しかも2時間そんな感じで走った後、その先の川が工事中で乗用車のサイズなら通れるが、バスは無理という事が分かり、同じ道を二時間かけて戻り、結局遠回りの高速道路を使った。その高速道路でも、運転手が降りる場所を間違えそうになり、いきなり道路を逆走しようとした。とても怖ろしい運転だった。



ボーイズ小説・Home,sweet home.(ビープリンス文庫)吉田ナツ

住宅流通販売の優秀な営業マンである攻はある日目が覚めると監禁されていた。攻を監禁したのは働いている会社の若き専務である受。ある実験をするために監禁しただけで危害は加えないと説明されたが…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。雑誌で気になったので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は住宅流通販売の専務。同族企業。優秀な経営者。庶子。本妻に子供の出来ない両親の元へ養子に入ったが弟が出来て家族の中で浮く。小柄でほっそり。黒い髪。黒い瞳。優しげな顔立ち。右目の下に泣きぼくろ。真面目で奥手。趣味が無く勉強ばかりしていた。頭は良い。覚えもいい。
攻は優秀な営業マン。生まれて直ぐ母親に捨てられ施設で育つ。就職するまでふらふらと刹那的な生き方をしていた。ゲイ。遊んでいる。黙っていると思慮深く落ち着いて見える。喧嘩慣れしている。丈夫でデカイ。女受けする顔。機転が利く。目端が利く。
攻が監禁される話。監禁というとぎりぎりの精神とか殺伐とした雰囲気、シリアス、ドロドロみたいなイメージがあるけれど、これは受が攻を酷く扱う訳ではないしほんわかプチ監禁だった。
昔は悪かった攻も根はいい人っぽく二人共に好感が持てる。受は監禁してるがうなされている攻に優しくしたり無茶な要求を叶えているあたり懐は深いっぽい。
ただ肝心の受の実験の理由は分かるような分からないような。
書き下ろしは同居後の話。ラブラブのハズが恋人と幸せな時間を持つのに慣れていない攻がちょっとおかしくなる話。受が肉体的に拘束したとしたら、攻は精神的に拘束した形。
Hはそれなり。受は奥手だが前向きで恋人としてやるべきことはやるみたいな感じ。攻が手ほどきしていた。
次も設定次第。
社会人物。プチ監禁。攻視点。営業マン22歳×専務28歳ぐらい。年下攻。プチセンシティブ。プロポーズ。



ボーイズ小説・燃ゆる恋(ビープリンス文庫)飛沢杏

塾講師の受は、高校時代からの親友である画家・攻とセフレ関係にある。攻は別の幼馴染みの青年の事が好きだと受は思いこんでいて…。
雑誌掲載とその後の書き下ろし。設定が気になったので買ったけど雑誌でも読んでいた。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は有名進学塾の講師。生徒から人気がある。仕事はきついが払いは良い。両親を学生時代に亡くす。借金を返済するため実家を売ったが、いつか買い戻そうと頑張って働いている。姉が一人。攻とは17歳で出会う。共通の親友がいる。耐えるタイプ。驚くほど透明感を持った白い肌。しなやかな体。俯きがちに咲く清楚な白い花のよう。
攻は気鋭の画家。情が強い。母親は亡くなっている。隣の家で子供の頃からの幼馴染みで現在小学校教師の親友がいる。精悍でどこか鋭い雰囲気をもった桁外れのハンサム。引き締まったしっかりとした体躯と長身。若々しい色気。
好きな相手は別の男が好きで体の関係だけがあってつらいというどうせ僕なんてを楽しむ本。途中で恋愛以外でも家の事で追い詰められて弱っていく受を堪能できる。でも最後はラブラブ。攻の受大好きな性格に吹きそうになった。
久しぶりにこの作家さんの新刊を読んだ気がする。相変わらずドラマチック。
前から思っていたけれど、通常は受視点なのにたまに作家視点(「この時まだ受は知らなかった」みたいな第三者視点)がこれまでも混じっていたが、今回更にこの書き方が増えていたような。
どうせ僕なんてを楽しむ作品だと思うけど、良い場面に作家さん自ら萌える部分にアンダーラインを引いているようで、自分で気付くのでおかまいなくと思いそうになった。
でもこの昼メロのように盛り上がっている作風は癖になる。
Hはセフレなので最初からやっている。花にたとえたH描写。書き下ろしでは回り回って受は自室でH出来て良かったねーと思った。
次も設定次第。何れにせよまた新作を読んでみたい。
社会人物。画家25歳×塾講師25歳。同級生カプ。借金返済。シリアス。プロポーズ。


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吉田さんのは今回の旅行で雑誌の切り抜きを持っていき、向こうで読んで気に入ったので帰って来て単行本を買ったのだけど、飛沢さんも昔雑誌の切り抜きを旅行中に読んでいたのを買って読んで思いだした。
攻と親友が一緒にいて受が悶々としている部分を読んでいるとその時の状況を思い出した。
夜の空港で飛行機が2時間程遅れて暇すぎてうだうだしている時に、読む本が無くなりこの雑誌の切り抜きだけになったので、人がいない待合室の端の方の椅子に座って、これの切り抜きを読んでいた。攻の突然の変わりように驚いて「え、そうなの?」と突っ込んでいたのを思い出した。本になって続きが読めて良かった。
と言うわけで、雑誌の時に海外でこっそり読んでた本繋がり。



2010年03月15日(月)
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