眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・キス&クライから愛をこめて SIDE:KISS SIDE:CRY:小塚佳哉

ドラマCD「今宵、君に酔う」を買った。
社会人カプの話。キャラのイメージは範疇内。話も雰囲気も好きなんだけど、短編を繋げてカプの話が進むので、原作に忠実にすると案外早いスパンでHがあるというか。気付くとさくっとHしてるイメージ。個人的にHは1つのCDに2回ぐらいでいいやと思ってしまう。トークは笑えた。

ドラマCD「妄想エレキテル」を買った。
先に全サのドラマCDで聴いているのでキャラのイメージは固定されてしまった。受が頑張っている感じのドタバタで聴いていて楽しかった。トークも和気藹々とした雰囲気。小冊子付きドラマCDの全サも申し込んだし、これの続きが出るなら買う。

ドラマCD「イロメ」を買った。
BLCDは原作が好きな作品を買っているのだけど、漫画の絵柄の癖があり過ぎると、音にした時その雰囲気があまり伝わってこないんだなーとありありと思った。でも同じ作家さんの前2枚はここまで雰囲気が無くなっているとも思わなかったので作り方の違いなんだろうか。キャラのイメージは若干違ったけれど聴いている内に脳内修正された。
特典トークは作品の感想「楽しかったです」の一言で、後は声優さんの話オンリーで不満。作品に絡めて話を広げてくれるなら、声優さん個人の話も楽しく聴けるんだけれど、作品とはまったく関係ない雰囲気で内輪話をされてもつまらない。よっぽど内容に語る部分が無かったのかと思ってしまった。満足感が薄い。

「今宵」と「妄想」は送料をけちるため、2枚まとめて年末に申し込んだのだけど、思っていたより来るのは遅かった。



ボーイズ小説・キス&クライから愛をこめて SIDE:KISS SIDE:CRY(ガッシュ文庫)小塚佳哉

天才フィギアスケーターの受は不調でジャンプを失敗するようになっていた。オリンピックの最終選考から外れ落ち込んでいた時に攻と出会う。攻に励まされ意識するようになったが…。
気になる作家さんの気になる設定の新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受はフィギアスケーター。病弱な兄が一人。子供の頃両親が兄に付ききりで叔母の家に預けられる。叔母がバレエ教室をやっていたので一緒に習い、その後スケートと出会い世界で戦う選手になる。肩まで伸ばした栗色の髪。長い睫。黒目が多い瞳。すっと通った鼻梁。細く尖った顎。プレッシャーに弱いが調子に乗ると好調。愛想が良く人好きする。178センチ。
攻は投資家。実家がヤクザ。先妻の一人息子で後妻とその子供である弟とそりが合わなかった。ヤクザが嫌で海外脱出しアメリカに12年ほどいた。優秀。弟と反目し合っている。ダブルのダークスーツが似合う。落ち着いた雰囲気。短く整えられた黒髪。男らしい精悍な顔立ち。切れ長の眼光鋭い瞳。清潔感。ほれぼれするような男前。服役した事がある。たまたまテレビで受を観て以来の受のファン。
オリンピックに出場するスケート選手の話。
2冊組みなのでさぞや有為曲折合って長い話かと思ったが、エピソードだけ並べてみればノベル1冊分とあまり変わらない量に見える。
何故2冊になっているかというと、1つ1つのエピソードが1冊のノベルなら端折る所もしっかり書かれているから。特に受がオリンピックに出場するシーンはほぼ1冊分かけて書かれている。フィギアスケートという特殊な用語も丁寧に書かれ、受がどんな滑りをするのかもみっちり。
なので恋愛面の波瀾万丈はあまり無く障害はあるが、身近な人の反対もなく二人ともくっつくのは早かった。話の影の主役は、オリンピックのスケート競技。
商業BLでオリンピックのエピソードをここまでがっつり書かれたものは珍しいので、そういう部分では楽しめた。
長く書かれていたので、クライマックスの出来事と受の機転は読んでいて面白かった。受の明るく前向きな性格は好感が持てる。
一応設定ではヤクザ×スケーターとなっていたけど、攻はヤクザの家に生まれたがヤクザになった事はなく、弟と揉めているけれどいわゆるヤクザっぽい行動や性格ではない。ファンの受のため影になり支えている。
受の目の前で攻が襲われたりしている割に攻の事情が前面に出てこない。裏の抗争部分を見せないのでヤクザっぽく見えなかったのかも。だからと言ってヤクザを前面に出されたら引いていたと思うので、エピソードの出し方はこのぐらいの方が良かった。
というか攻は襲われているのに、オリンピック会場でずっと受の側に居て、テレビやネットで世界に中継されて「ここにいます」と敵に宣伝しているようなものではないかと心配になった。
平凡な受が金持ちの攻と知り合い、平凡な生活の中では味わえなかった体験をする話は沢山読んだけれど、ヤクザの家に生まれ海外生活も長い攻が、オリンピックの選手村に泊まりそこでご飯を食べたり、会場の直ぐ側で観戦したり、受によってこれまで味わえなかった体験をするパターンは珍しいと思ってしまった。
最後もからっと明るい雰囲気で終わった。
Hはそれなり。
次も設定次第。
スケートもの。オリンピック。ヤクザ32歳×スケーター19歳。試合。競技。ヤクザのお家騒動。


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2010年01月21日(木)
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