眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・嘘みたいな話ですが:腰乃/小説・蛍火:栗城偲

ドラマCD「甘利先生の華麗なセミナー」を聴いた。
ねこ田さんが原作だし、前に出したようなCDかと思って買ったら非BLギャグ風だった。いや調べなかった自分が悪いのだが。どんな声優さんが出ているのかも現物が来て見たので色々新鮮だった。
内容は恋愛セミナーを訪れる男たちのコメディ。内容は今一つだった。そういや眼鏡カフェでも似たような印象だった。
特典トークは24分ほど? 個人的に藤原さんが結婚していない理由が聴きたかった。これって続くのだろうか。何げにねこ田さんはドラマCDを手がけているような。好きなのかな。



ボーイズ漫画・嘘みたいな話ですが(リブレコミック)腰乃

ストーカー気質の後輩攻は性格が男前な先輩受に片思いしている。酔った受をお持ち帰りすると受から迫ってきて…。
雑誌掲載と描き下ろしは7Pほど。気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。
表題はリーマン物。後輩×先輩。受は攻の後ろに入れるのも固執していたけど最後までは行ってない。
攻はゲイ。非情に優秀で顔も良い。花粉症。ストーカー気質で片思いの受の事を密かに隠し撮りをしたり、写真をコラして使っている。黒髪。アレがでかい。空気は読めないが気配りは出来る。奥手? 妄想癖。切れると暴走するが普段はヘタレ。
受は先輩のノンケ。攻の教育係だった。格好良くて仕事も出来る。白髪。割と普通の感覚を持っている。思い切りが良い。
ストーカー気質の攻のアホさ加減に大笑いできた。酒瓶に受の写真を貼って告白の練習をしたり、隠し撮りした受の写真を加工して尻尾や耳を付けたり、女装させたり何百枚も保存している。一種のキモ可愛い攻なんだろうか。
先輩受も男前な性格で結構ほだされるタイプっぽい。受の「お前のさあ その心の奥からにじみ出てだんだん現れてくる性癖がさあ 俺は恐くて仕方がないよ」とうんざり話す台詞に吹いた。
読み切りは2本。1つ目は酔った上司を連れ帰った部下攻が上司の裸にうっかり興奮しす股する話。上司は覚えていないのでカプにはなっていない。酔った上司の間抜けな姿とそれを仕方なしに面倒を見る攻がHしてはまる過程に笑った。
受がトイレをする(それを介護する攻)シーンをこんなにじっくり読んだのは初めて。マニア向けっぽかった。駄目にしたスーツ代を貰っていた攻がうっかりHした後に受に金を返す所に笑った。可愛い。
2つ目は会社の同僚である受と攻。2話分ある。ゲイの受は攻の事を密かに思っていた。徹夜仕事が終わりまったりしている時に攻から恋愛話をふられ勢いでHするが…みたいな流れ。押す時は押すけど、攻に正面切られると及び腰になる受が可愛い。
3冊目の本。3冊の中で一番気に入った。短いながら半分以上同じカプの話でじっくり読めたのと、攻の変態度とヘタレ度のバランスに吹いたのと、その場の雰囲気でHするのではなく、ちゃんと恋愛して一途な所に萌えたから。
どのキャラも性格が可愛くて好感が持てた。無闇に前向きな性格が素敵。転んだ時は飛び込み前転。
Hは多め。縛り、野外、会社、すまたと色々ある。局部もしっかり描かれて毛もある。
次も設定次第。
リーマン物。同じ会社の後輩25歳×先輩27歳。同じ会社の部下×上司43歳。同じ会社の同僚(2年目)。眼鏡攻。変態攻。年下攻。縛り。野外H。オフィスH。ストーカー攻。ほのぼの。コメディ。ギャグ。



ボーイズ小説・蛍火(ガッシュ文庫)栗城偲

大学教授の攻は20年来付き合っている小説家の恋人・受と些細な諍いを起こし家を出る。二丁目で若い頃の受そっくりの青年と会い二人で放浪する内に昔の事を思いだすが…。
設定が気になったので買ってみた。可もなく不可も無くと悪くないの間。ちょい可もなく寄り。
受は中堅の小説家。都内出身。両親が殆ど不在で家に一人でいるのが苦手。割と裕福な家庭で育つ。大勢とわいわいしたい性格。小作り。甘く可愛い顔立ち。少しだらしない。小生意気で愛嬌があり頭の回転が速い。皮肉やでお人好し。照れ屋。二重まぶた。
攻は大学教授。文学者。地方出身。あまり裕福な家庭ではなかった。勉強熱心で優秀な頭。木訥。真面目。気むずかしさが前面に出る。整理整頓。料理家事全般出来る。派手な容姿ではないが人目を惹く。精悍な容貌。
大学時代に知り合いそのまま恋人同士になった二人の20年目。すれ違いが続き倦怠期。数年Hもせずに浮気も数度繰り返している。
最初は攻視点。そんな折り受と揉めた事に嫌気が差した攻はふと外に出てしまう。二丁目で受そっくりの青年と知り合い二人で彷徨ううちに受の事が好きだと実感する。
次は受視点で攻が出て行った後から始まり過去の二人が出会った頃の話が進み、攻の事が好きだと思い返し最終的に仲直りする。
こういう話も好きなんだけど、最初の攻視点の時に、受との事はあまり思い出さず受似の青年の事情がメインになっているので、正直攻は受のどこが好きだったのかぴんと来ず、受への恋を実感する所もさくっとで共感しずらかった。受視点でようやく萌えられた。攻視点だけだったら焦点が絞れなくて散漫なイメージのままだったと思う。これって投稿作らしいのだが、どの部分が投稿作だったんだろう。
攻は受似の青年とベッドに入るが慰める意味で指でいかせるだけで挿入は無し。恋愛感情がないので浮気判定はされていなかった。
男同士の恋愛は結婚が無い分特に恋愛感情があるかないかで、浮気如何が決まるのかもと思った。
全体的に淡々として静かな雰囲気なので、退屈に感じる人はいるかも。
Hは少ない目。じっくりHしたのは攻が帰ってきて数年ぶりの仲直りHのみ。
次も設定次第。
一種の夫婦物。文学部教授×小説家。大学時代の同級生カプ。40歳。しみじみ。共白髪。バブル。


2010年01月14日(木)
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