眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 小説・言葉にしてはいけない:櫛野ゆい

ドラマCD「SIMPLEX」が来た。
二枚組なので原作に結構忠実。メインキャラのイメージは範疇内。前のカプも出てきて事件部分とほのぼの部分がほどよく混ざり合ってる作り。楽しんで聴けた。
特典トークは笑った。遊佐さんの突っ込みが好き。終始作品の話をしてくれたので楽しめた。こういうトークは良いね。
雑誌でデッドの新展開もあるみたいだし今後も単行本になるのだろうか。なるなら嬉しいのだけど。



ボーイズ小説・言葉にしてはいけない(ビーボーイノベル)櫛野ゆい

料理人の攻は亡くなった姉の夫でスーツ専門店の店長である受に片思いしている。姉が亡くなりぼろぼろになった受を助けるため同居しているが…。
気になる設定なので買ってみた。可もなく不可も無くと悪くないの間。可もなく寄り。
受はオーダーメイドスーツ専門店の店長。普段髪をきちっとセットし眼鏡をかけて上等なスーツを着込んでいる。飛び抜けて美形といわけでもない。紳士。礼儀作法に厳しく人当たりは穏やかで所作が綺麗。天然パーマのゆるやかな黒髪。お人好しそうな薄い茶色の細い目。頬骨や鼻筋が目立つやせ形。心に激情をかう。
攻は料理人。両親が離婚して姉と住む事になった。よく言えば精悍、悪く言えば強面。やや切れ上がったきつい目元。耳や口や鼻などのパーツは大きめで厚めの唇は異性からセクシーだと言われる。こざっぱりとした短い黒髪。秀でた額。長身で体格が良い。職業柄筋肉質。声が低くぞんざい。偉そうに見える。
攻は姉に紹介されて以来義兄の受に密かに片思いしていた。姉が亡くなり自傷する受にHして(最後まではいってない。抜く手伝いをするだけ)気を紛らわせていたが同居して3年いよいよ我慢できなくなってきて…みたいな流れ。
口と愛想の悪いガタイの良い木訥攻と表面上は穏やかで紳士だが情が深い受のカプ。くっつくまでは攻視点で話が進みくっついた後は受視点になる。
設定もキャラも好みで二人の関係性も悪くないのに、感想が今一上がらなかったのは前回と同じ理由。
うまく書けないかもしれないけれど、例えば、カプの関係がくっつくまでに5段階ぐらい変化すれば(最初は二人とも反発しあっている→攻が受に一歩歩み寄る→受の攻への誤解がとけるけどまだ気を許さない。みたいな、心情の変化の段階)、くっつくまでの経過をスムーズに感じるとすれば、この作家さんのキャラはそれが1つ2つ少ないように見える。
だから話が進んでいく中で、え、まだこの関係の時にこれをするの?という事がたまに有り、これまでの経緯を思い返して、まあおかしくはないか。と納得させて読み進めるのだけど、その時に素に戻ってしまうというか。物語世界からすっと冷めてしまうので、盛り上がっていた気持ちが中断され感想が上がらないんだと思う。おかしい。までは思わないけど細かなところで引き留められる感じ。
好きな設定で執着攻を書く作家さんっぽいので、作家さんのクセを掴んで脳内補完でどれだけスルーできるかで、どれだけ萌えられるかが変化する気がする。ので、しばらく様子見。
Hは多め。最初は受に奉仕している。
次も設定次第。
義理の家族物。料理人25歳×スーツ店店長35歳。攻視点。年下攻。犬。身代わり。


2009年11月20日(金)
最新 目次 MAIL HOME