眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬

日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。


 漫画・幾千の夜:木下けい子/愛のポルターガイスト:恋煩シビト

路上のソリストを観た。
音楽物だったので。バイオリンを弾いていた路上生活者を記者の主人公が見かけて記事にしようと調べると、名門音大に入学したほどの音楽の才能があると分かり、感動的なエッセイを書こうと関わる内に…みたいな流れ。
一応実話ベースになっているみたい。鳩が飛ぶバックを音楽が演奏されているシーンは良かった。精神を煩っている路上生活者が何かすごい。とうしつの人の例を初めてみた。サクセスストーリーではないので最後にカタルシスがある訳ではないのだけど、もうちょっと何か欲しかった。

ビーボーイゴールド12月号を買った。
みなみさんは家事が一切出来ない受なのね。こういう受はたまに微妙。直野さんは人外和風ファンタジー。攻受逆だと思っていた。相変わらずルーレットだけどどっちに当たっても美味しく頂けるので別に構わない。春日さんは受が暗い過去を持っているっぽい。
環さんのドバイ旅行記は楽しめた。もっと漫画家さんの海外旅行のエッセイが読みたいのだけど、最近めっきり減ったよね。旅ジャンルの同人やバックパッカーが描くコミックエッセイとまた視点が違ってこれはこれで楽しめるのだけど。景気が悪くなったせいか。
鹿乃さんは攻が可哀相になってきた。ダメンズにはまるキャラは好きになれない。剣解さんは黒の騎士の続き。一応クライマックスになっている。オチまで読みたいのでまだ続いて欲しいのだが、BLで長いファンタジーって難しいのかな。今回もアンケートを書くべきか。
桜木さんは猫の神様の使いが受だった。一種の獣受。昔ショタっぽかったのにオヤジを描くようになったよね。元さんはもう何がしたいのかよく分からない。これって一歩間違えば冤罪で攻が性犯罪者になっていたって事だよね? 大和さんは先生の続き。生意気な子供が出てこなければ楽しめるのに。
小山田さんは陸上ものの続き。もうちょっと盛り上がると思っていたのだけど。もうオーラスに入っているように見える。次号は池さんと木原さんが気になるのだけど。買うかどうかは微妙。



ボーイズ漫画・幾千の夜(クラフトコミック)木下けい子

中学生の受の家は母親が出て行き、父親は仕事でなかなか帰ってこずに勉強が出来ない受に辛くあたる。隣の家の年上の幼馴染み攻によく懐いていたけれど、次第に受に冷たくなり…。
雑誌掲載のみ。続刊。気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可も無くと悪くないの間。で今のところ可もなく寄り。
受は中学生。勉強が出来ない。母親は出て行く。父親は厳しい性格。義理の母親が出来るが上手くいかない。天然。白髪。
攻は高校生。受の隣の家に住む。受を密かに思っている。頭は悪くない。そこそこ何でもこなす。黒髪。
シリアスタッチな話。頭が悪いと父親から怒られ荒んだ家庭にいる受は、隣の家の幼馴染み攻に懐いている。攻は受の事を好きになり一緒にいると酷い事をしたくなるからと離れてしまう。3年ほど経ち相変わらず家庭が上手くいかない受は攻の元に行くが…みたいな流れ。
受は日々暴力をふるわれるまでは行かないが、軽く虐待されている状況。攻も自分の事情に精一杯で受の事を慮る事ができていない。若さゆえ上手くいかないうずうずしたもどかしさみたいなのが出ている。
義理のお母さんのお弁当は、おかずを友達に上げるという選択肢は無かったのか。友達が少ないのか。いくら何でも捨ててしまうのは罪悪感があるような。
義理の母親も有る意味一杯一杯だっただろうし、誰か一人が悪いわけではないけれど、家庭全体が歯車がかみ合わなくなっている。
Hは無し。キス止まり。河原で押し倒されたぐらい。まだ話が続いているので今後はありそう。
まだ連載しているので、次も買う予定。
幼馴染み物。シリアス。まだくっついていない。キス止まり。センシティブ。



ボーイズ漫画・愛のポルターガイスト(花音コミック)恋煩シビト

短編集。雑誌掲載7本と描き下ろしは読み切り14Pほど。気になる作家さんなので買った。萌えたというより病んでいるキャラばかりで驚いた。
1つ目。顔が良くて馬鹿正直なため口が悪い同級生を好きになった眼鏡の話。一見同級生が強く出て眼鏡が下手に出ているように見えるが、実は眼鏡だそうさせている部分もある。眼鏡が同級生の服の匂いを嗅ぎながら自慰して同級生に見つかっている。同級生の顔に顔○。最後まで行ってない。
2つ目。祖父の側にずっといた幽霊が見えていた孫の少年。祖父が亡くなり幽霊に話しかけると祖父の家族に復讐してやると切れられて…。幽霊は祖父の元恋人で、祖父に捨てられ若くに殺された。少年は風呂場で幽霊に咥えられている。復讐する幽霊だけあって恐い時もあるんだけど、その絵が本当に気持ち悪い時と、それを通り越してギャグに見える時があり、忙しかった。最後はハッピーエンド。最後までは行ってない。
3つ目。転校生の眼鏡が隣になった美形のクラスメートは、気になる相手に影で意地悪をして慰める性格で…。意地悪の内容が、ノートに悪口を落書きしたり靴を隠して水に付けたり、自転車のタイヤに穴を開けたり、結構洒落にならない。くっつく描写は無し。
4つ目。猫を拾っている可愛い青年・受を見かけてそのまま恋人になった青年攻の話。猫のように小悪魔的でちゃっかりしている恋人というオチ。
5つ目。束縛する同級生の恋人受を鬱陶しく思い始めていたヘタレ攻は…。束縛する相手にはまったという話。
6つ目。ダメンズにはまる受が新しい恋人を作るが最終的にダメンズになっていくという話。
7つ目。刑事の攻は法医学者の受と出会い、死体に慣れようと攻の職場に見学に行くが…。刑事×法医学者。人の体が一番好きなマッドサイエンティストなのっかり受。
描き下ろしは擬人化。善玉コレステロール青年がいつも兄弟の悪玉コレステロールに恋人を奪われてしまうが…。
絵柄は結構好みで好きそうな雰囲気なので今回も買ってみたのだけど。
見事に殆どのキャラが病んだ雰囲気で有る意味潔い。短編集なので仕方がない所もあるのは分かるのだけど、話がたまにぶち切れているように見え、右ページを読んで左に視線を向けた時にいきなり話が変わっていて首を傾げて右下を見るとエンドマークが入っているというのが何回かあった。
相変わらず低体温な雰囲気だけど、キャラが変な人が多いだけあって前回よりは血が通っているように見える。病んでいるキャラは好きなのだけど、ダメンズ同士なオチは苦手なので萌えは少なかった。
同じ頃に別の会社から出ているこの作家さんの単行本と連動したペーパーの企画がある。そっちは擬人化とあったので買うのを控えた。擬人化萌えって萌が一致するなら面白いと思うのだけど、この無機物でこんな妄想をするんだと感心はしても、萌えにはほぼ至らないので外しそう。
カバーをめくると描き下ろしのイラスト?
Hは半分くらい入っているけど、エロを追求して描いているようにはあまり見えない。
次も設定次第。
短編集。学園物。擬人化。淡々。病んでいるキャラ。ダメンズ。幽霊。


2009年11月03日(火)
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