眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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小説・欲望と純潔のオマージュ:華藤えれな
ドラマCD「遊覧船」を聴いた。
買う予定は無かったのに。つい。同じ月に買ったCDが気に入ると、迷った末買わないと決めた作品も手が出てしまう。キャラのイメージは範疇内。攻の天然ぽい変人ぶりが光っていた。性格の痛々しさに何度か笑った。
声で聴くと受の述懐がポエムっぽくてちょっと照れる。淡々として聞きやすかった。買って良かった。
トークは2分ちょっと。攻声優が久しぶりにBLをやったみたいなことを言っていたけど、交渉人と撮る時期がそんなに離れていたのだろうか。
ボーイズ小説・欲望と純潔のオマージュ(ダリア文庫)華藤えれな
大病を患っている受は、4年前好きだけど理由があって別れた彫刻家の恋人・攻の住む国を見るためチェコのプラハにやってくる。攻の個展を見に行くと会場で再会し…。
雑誌掲載と書き下ろし。雑誌の時に気になっていたので買ってみた。可もなく不可も無くと悪くないの間。
受は日本人青年。芸術家の家系。京都が実家。芸術大学の事務員だった。イタリア人の父親と日本人の母親。受が出来た事でイタリア人父が逃げて母親が精神病を患う。親戚に腫れ物に触るような扱いをされひっそりと生活してきた。くっきりとした眸に優美なラインを描いた鼻梁や輪郭。他人の嫌がる事も引き受ける。表は穏やかな雰囲気でも内面は激しい炎。寂しそうな横顔。美貌。清雅な笑み。
攻は新進気鋭の彫刻家。チェコ人。早熟の天才と言われる。1年日本に留学してきた。日本語が堪能。少し長めのさらさらとした金髪。アズライトのような青い双眸。すっきりと怜悧に整った若々しさを滲ませた美しい青年。おとぎ話に出てくる王子様が今風の若者になって出てくる。天才肌。気が強い。
攻の日本留学時代に出会って恋をするが、親に引き裂かれて一度別れる。受は死亡率の高い病気を患い最後に一度と攻のいるプラハに旅に出る。攻と再会した受は彫刻のモデルになり…みたいな流れ。
攻が好きなのに別れてしまい、再会した攻に冷たくされる健気受。
雑誌の時は攻に病気が分かって誤解が解けた所で終わっているが、今回書き下ろしでその後が書かれている。レーターさんが変わったのがちょっと残念。
舞台になるプラハは何度か行ったけど素敵な雰囲気の街だった。行った事のある場所だと読んでいて二倍楽しい。
芸術家らしく創作に関するエピソードなども楽しんだけど、石膏をかけたりするプレイはちょっと笑った。作家さんは真面目に書いていると思うのだけど、たまに突っ込みたくてむずむずしてしまう。
受は手術台や入院費を攻に出して貰っていたけれど、実家の遺産やその他はどうなっているんだろうとちょっと思った。プラハに行く前に一文無しにはなっていないよね?
Hはそれなり。死にかけているのでいっぱいいっぱいな雰囲気のもある。
次も設定次第。
再会物。4年ぶりの再会。天才彫刻家24.25歳×日本人青年27歳。年下攻。白人×日本人。彫刻。芸術。シリアス。受の病気。
2009年08月28日(金)
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