眼花、井に落ちて水底に眠る
坂瀬
日記&BLの個人的感想。ネタばれ基本。まずは下のリンクのHOMEへ。
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漫画・ファイナル・インプレッション:藤本ハルキ/SWEET:井ノ本リカ子/惑溺趣味:明治カナ子
コミックアクア8月号を買った。稲荷屋さんのため。
水名瀬さんは年下攻の続き。受の元恋人がどれほどくらくポーズをつけているコマがあっても嫁のいる立場で受に言いよるのは頂けない。あじあさんは明るい遊郭の続き。ビブよりは若干(本当に若干)輪郭がぱっつんぱっつんしていないような。
池さんは受が異形のアンハッピーエンド。受の正体がさっぱり分からなかった。アクアで描いているものは人外色物が多い? 吉池さんはうさぎの受。うさぎなので寂しければ死にそうになるし性欲が強い。Hにめっちゃ積極的。
橋本さんは脚本家志望と俳優の続き。ずっとつんけんしているくせに切れる俳優。続きが気になる。稲荷屋さんは百日過去編の続き。野外訓練を受けるタキ様。クラウスは変身する何かの一族の末裔という設定なのか? 嶋田さんは受が攻にていもーされていた。中田さんはデビュー初登場らしい。絵柄は結構好き。兄弟物。描き慣れた感じなので同人をやっている人なのかな。
次号は心惹かれないので一回休み。ラブリーシックはもう再開しないのだろうか。
ボーイズ漫画・ファイナル・インプレッション(松文館)藤本ハルキ
小学校時代友達だった攻が引っ越す時にうっかり告白し引かれ恋が破れた受は高校で攻と再会する。攻に強要されセフレになったが…。
表題と読み切り2本。描き下ろしは5Pほど。気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可もなくプラス2。
表題受は高校生。白髪。ゲイ。美術部。真面目。平凡。
表題攻は高校生。黒髪。両親の離婚で母親に引き取られ戻ってくる。性格が斜め。外面は良い。何様。
昔告白した事を攻に覚えられていて脅迫されてHしていたが…みたいな流れ。
攻も実は受の事が気になっていたパターン。
読み切り1は元恋人が結婚するため別れたばかりのリーマン受は元ホストのヒモ攻を拾って同居するが…。ヒモ×会社員。
読み切り2はショップ店員の受は通っていたバーのマスター攻と試しに寝てみて…。バーのマスター×ショップ店員。
この作家さんの気に入っていた部分があまり見えなかったのでこの感想。ずっとこのままいくのだろうか。
カバーを捲ると番外4コマ描き下ろし。
Hはそれなり。割と白っぽい絵柄なのでエロくはない。
次も設定次第。
学園物。社会人物。高校生カプ。鬼畜攻。ヒモ攻。年下攻。ゲイ。バーのマスター×ショップ店員。ヒモ×会社員。
ボーイズ漫画・SWEET(ディアプラコミック)井ノ本リカ子
短編集。雑誌掲載9本。気になる作家さんの新刊なので買ってみた。可もなく不可もなくプラス1。
エロメインなのでストーリーというストーリーはない。
1;高校ぐらいの後輩攻が先輩受と部屋でHする話。
2:高校の同級生カプが放課後片方の家でHする話。
3:生徒攻と家庭教師(多分大学生)受が勉強の途中でHする話。
4:生徒会長が年下の攻と下校途中にHする話。
5:人のいない電車の中でカップルがHする話。
6:同性に片思いしている高校生の受が後輩の攻に慰めてもらう話。
7:6の続き。少しだけ受が気になってきた後輩攻。
8:6の続き。彼女にふられ受に屋上で慰めてもらう攻の話。
9:風紀委員長の受が気に入らない転校生攻をしめようとして反対にしめられる話。
カバーを捲ると描き下ろしの1コマギャグ。
Hメインなのでエロと擬音は多めだが、変わった体位や設定はなし。さんぴーもない。普通にカプのH。残念。
突っ込まれている状況(挿入している絵を断面図で表す)を描いているのは何度か見たが、受が後ろから攻に突っ込まれている体勢が描かれている絵に、穴の部分から攻のブツが入っている所も重ねて描かれているのを見るのははじめてだった。男性向けの描写なのか。一瞬受の腹を攻のブツが突き破っているように見えて驚いた。
次も設定次第。
学園物。エロメイン。高校生。年下攻。同級生カプ。
ボーイズ漫画・惑溺趣味(バンブーコミック)明治カナ子
短編集。雑誌掲載6本とあとがき描き下ろし10Pほど。気になる作家さんの新刊なので買った。可もなく不可もなくと悪くないの間。
1つ目。学費を稼ぐため水商売でバイトしていた受は資産家攻の愛人になりHするようになるが日に日に好きになっていき…。資産家×大学生? 年上攻。
2つ目。1つ目の続き。攻を好きになって好意も示すがすれ違う二人。みたいな話。
3つ目。大学時代うっかり寝てしまい仲違いしていた攻と受が1年後再会する話。同じ大学の同級生。付き合うようになった訳ではない。受が本気で攻をぼこっていたのが印象的。
4つ目。近未来設定。大学の先生である受は学生の攻に片思いして、禁法の肉体交換を行い若い青年の体になって攻に会いに行くが…。みたいな話。大学生×大学の先生。年下攻。眼鏡攻。
5つ目。飼っていた犬の生まれ変わりふりをして資産家攻のペットになった劇団員の受は、攻に惹かれていき…。資産家×借金青年。受に犬の霊が取り憑いた事になるのか。プチ不思議設定。
6つ目。近所に住む1つ上の幼馴染みが好きだった主人公が、幼馴染みの家が不況で傾き、幼馴染みが体を売っていたのを垣間見てしまう第三者視点。アンハッピー。幼馴染みの相手は親が斡旋していたのか。でないと客の大人が次々来る事はないし、幼馴染みが諦めたように受け入れる訳はないよね?
短編集。個人的に気に入ったのは4番目。年老いた受が若い肉体を手に入れて攻と寝たのに気に入って貰えなかったと落ち込むどうせ僕なんてが拝めたので。
カバーを捲ると描き下ろしのコメント。
前から気になっていて今回気付いた事。上手く言葉にできないまま書いてみるけど。
この作家さんはたまにキャラを冷たく突き放して描いている時がある。駄目なヤツは何をしても駄目とか。変わった嗜好性癖のキャラがもつ悲しい部分など。
何か後でフォローが入る訳でもない客観的に突き放されているキャラにも、読んでいて希望を見いだす事がある。
野性動物を主人公にしたドキュメントは大体2パターン有り、例えばヒューマンドキュメントのような、傷ついた動物が人間に助けられ手当され元気になり再び野性に戻るみたいなやつと、もう一つはネイチャードキュメントのような、傷ついたり食べられたり間引きされたりする動物を助ける訳ではなく淡々と映していくやつ。
BL(BLでなくても良いけど)に出てくる傷ついたキャラは、前者のヒューマンドキュメントに出てくる動物のように誰かに手当され傷を癒して未来の希望を見いだすのだけど、この作家さんはたまに後者のネイチャードキュメントのような描き方が混じっている気がする。
何のフォローもなく傷ついたなら傷ついたままのキャラ。
人が生きていく限り完全なままでいられるはずはなく、生きていく過程で傷ついたり欠けたりしてしまう。でも再生できないその部分は欠落したまま生きていく事になる。その欠けた部分があると上手く生きていけないとコンプレックスを持つようになるが、ネイチャードキュメントに出てくる動物は、片足が無くなっても病気になっても、大きな肉食獣に食べられる瞬間までも、今ある肉体を使って淡々と生きていく。
そのどんな状況になっても淡々と生きていく動物の生命力の逞しさに感動するネイチャードキュメントを見るように、この作家さんの描く欠けた部分をもちながら淡々と生きていく様子を見て希望を見るのかも知れない。駄目な部分があっても、いくらかの幸せを手に入れる事ができるのかも知れないという希望。
大げさな例えかもしれないが、そういう部分がこの作家さんに惹かれる理由の1つかもと思った最近。
Hはそれなり。
次も設定次第。
短編集。学生。アンハッピー。第三者視点。切ない。近未来設定。プチファンタジー。年上攻。眼鏡攻。年下攻。
2009年06月30日(火)
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